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Posted on 2022年10月28金 in スクールニュース

カリタス幼稚園を取材して 月刊スクールアメニティ編集部

スクールニュース vol.678

先日、神奈川県川崎市にあるカリタス幼稚園の新園舎を取材させていただきました。登戸駅からバスで5分程の場所にあるカリタス幼稚園は、カリタス女子中学高等学校、カリタス小学校と共にあります。今回、施設の老朽化等もあったことから新園舎を現地建替え、8月にグラウンド整備もすべて完了しました。
新しく生まれ変わった園舎には、幼稚園が“子ども達にとってもう1つの家”として、「愛と自由に包まれ、自ら成長していけるように」という願いが込められています。カリタス幼稚園の教育的特色であるモンテッソーリ教育(日常生活の練習・感覚・数・言語・文化)を実現できる環境が整備されました。
施設は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建てで、2つの棟が弧を描くブリッジで結ばれています。エントランスを入った南側に未就園児クラスや預かり保育室などが入る建物。ブリッジを渡って北側に、主な機能が集まり、3歳から6歳の子ども達が過ごす建物が配置されています。2棟の間には、緑豊かな“カリタスの森”と天然芝の園庭が広がっており、子ども達が自然と触れ合える環境も特徴です。保育室は、屋外のテラス空間から、中庭に面したオープンスペースまで、変化のある多様な居場所がつながっており、子ども達は伸び伸びと自主的に活動していました。また、ものづくりを思い切り楽しむことのできる制作室、およそ7000冊の蔵書を持つ図書室(ぐりとぐらの部屋)なども整備されています。
取材で新しい園舎に入ってみて印象的だったのは、自由に楽しく活動している子ども達の姿です。それを支えるために、教材や教具、設えなど、園内のいたるところに様々な工夫が施されていました。新しい園舎にはカリタス学園、カリタス幼稚園の皆さん、設計者さん、施工業者さんたちの子ども達への思いが沢山詰まっていました。

1階保育室。左側はテラスから園庭へ。右側奥のオープンスペースも活動の場となる

園長先生へのインタビューや、SOU建築設計室による設計ノート、子ども達の活動の様子も取り上げて、今冬のスクールアメニティで大きく紹介します。

園長先生、先生方、園児のみなさん、取材にご協力いただきありがとうございました。

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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