スクールニュース vol.103
文部科学省 学校教育法改正案にて「義務教育学校」を制度化
小中一貫教育を制度化するための学校教育法の改正案が国会に提出される。主な内容は、小中9年間の義務教育を一貫して行う学校を「義務教育学校」と呼び、現行の小・中学校に加える新たな学校種とする。義務教育学校は国公私立のいずれも設置可能で、教員は原則小・中の免許状を併有する(当分の間は例外あり)。そして、施設整備費に対する国庫負担は小中学校の同様とする、ことなど。
本改正案では、高等学校等専攻科修了生が大学に編入学できる制度についても盛り込まれている。施行期日は平成28年4月1日。
詳細は文部科学省ホームページ学校教育法等の一部を改正する法律案(3月17日)
宮崎県 県立高等学校教育整備計画中期実施計画案に対する意見を募集
3月11日、宮崎県は、平成25年度から34年度までを実施期間とする県立高等学校教育整備計画の28年度から30年度にあたる中期の実施計画について素案を発表、県民から意見を募集している。募集期間は4月11日までで、5月に策定を予定している。
素案では、教育内容においてすべての高等学校でキャリア教育の充実化を進めること、中高一貫教育校を設置していない市町村立中学校との連携型中高一貫教育校の検討について行うとともに、全日制高等学校については県全体で6学級程度を削減することが示されている。関連して、福島・妻・西都商業・都農・飯野の各高等学校は、今後のあり方について統廃合等も含めて検討していくことも明記されている。
3月11日宮崎県ホームページ発表
大分市 碩田中学校区に小中一貫校を設置
3月18日、大分市は、碩田中学校区(1中3小)で進めている施設一体型小中一貫教育校の概要について、碩田中学校区適正配置実施計画推進方針としてホームページで公表した。この一貫校は、9年間を4-3-2制として、小学校5年生からの中期から教科担任制、全学年での英語授業、家庭や地域社会と連携した防災教育などを特色とする。施設は、碩田中学校地に6階建ての校舎が建設される予定で、災害発生時には3階以上に避難できる設計となる予定。
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