Pages Menu
Categories Menu

Posted on 2015年5月05火 in スクールニュース

スクールニュース vol.114

 

編集部から 体験型環境教育の現場 つくし野ビオトーププロジェクトシーズンX4月

4月25日、10年目のつくし野ビオトーププロジェクトがスタートすると聞き、町田市立つくし野小学校の視聴覚室に向かいました。「体験すること」を重視した環境教育の現場を伝えようと足を運んで3シーズン目となりますが、初回を訪問するのは初めてです。

例年、オリエンテーションと位置付けてこれまでプロジェクトがどのような活動をしてきたのか、今年度は何をするのかを説明してきたと聞いていました。そのため、参加は主に新入生や前年度未参加の家庭が多い回のようです。ただ、今年度はその趣向に、体験を加えたようです。初回体験として、収穫を通した「生命」を考える時間を設けていました。

昨年末、畑に種(ソラマメ、サヤエンドウ、ダイコン、コカブなど)を植えた活動をお伝えしましたが、その一部が収穫できるまでに成長しています。スーパーの野菜売り場以外で意識して目にする植物(野菜)を自分の手で収穫し、(夕食などで)食べることを通して食物について家族で話してもらえればというねらいです。

前半のオリエンテーションでは、プロジェクトが「都市近郊に暮らす子供たちへ地域からプレゼント」をタイトルに、都市化の進んだ住宅地で子どもたちが自然に親しみ生命の大切さを知る機会を提供する目的で活動に取り組んでいることやその具体的な内容、スタッフ、活動時の安全対策などについて、映像も交えながら説明しました。参加は低学年児童とその家族が主で、未就学児を兄弟にもつ家庭が多いのも特色かもしれません。

これまでプロジェクトが何をしてきたのか、これから何ができるのか、イメージ

これまでプロジェクトが何をしてきたのか、これから何ができるのか、イメージ

その後畑に移動しますが、収穫には少し早いエンドウの花を見て、カブやダイコンなどを収穫し、種芋を植えたところで、雨足が強くなり、この日は予定を繰り上げての終了となりました。

一気に引き抜きます。

一気に引き抜きます。

次回は5月16日、作物の収穫とさらには次の作物を植え、本物に触れる体験がスタートします。

花茎が伸びてしまい「薹が立った」コカブ。言葉の由来も学べます

花茎が伸びてしまい「薹が立った」コカブ。言葉の由来も学べます

 

環境省 食品ロス削減のため学校給食を調査

4月28日、環境省では、文部科学省の協力を得て学校給食から発生する食品ロスやそのリサイクルなどの取り組みを調査した結果をホームページに公表した。

調査したのは食品廃棄物の発生量・処理状況、食品ロスなどの削減(リデュース)や食品廃棄物のリサイクル実施状況などで、対象は全国の市区町村教育委員会で回答率は約80%(N=1403)。主な調査結果は、平成25年度の食品廃棄物の発生量は、児童生徒1人あたり年間17.2kgでこのうち調理残渣が5.6kg、食べ残しが7.1kg。リサイクル率は約59%で、肥料化(約40%)と飼料化(約18%)が主なもの。学校給食調理施設での食品廃棄物リデュースや食育・環境教育への取組として、食べ残しを減らすための取組を行っているという回答が900件以上あった。

最後に、学校給食調理施設は、共同調理場のみが50%、単独調理場のみが19%、併用が29%という状況も明らかとなった。

環境省4月28日発表

 

総務省 子どもの数は65歳以上の半分以下

総務省による人口推計からの発表では、今年4月1日現在の子どもの数は1617万人で過去最低、3349万人の65歳以上の半分以下となった。都道府県別では東京都以外全て減少、子どもの割合が最も高いのは17.5%の沖縄県、低いのは秋田県で10.8%となっている。

総務省5月4日報道発表

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除は上記サイト上部の「メルマガ登録解除」を選択してください。