スクールニュース vol.173
編集部から 体験型環境教育の現場 つくし野ビオトーププロジェクトシーズンX 2016.2月
2月21日、つくし野ビオトーププロジェクトは里山を巡りました(里山へいこう!春を探してハイキング)。プログラムにもあるように、春探しです。2月下旬はまだまだ冬真っ只中ですが、春は、ある日突然やってくるわけではありません。生き物の春に向けた準備と冬をどう過ごしているのかを探るため、里山を歩き探索することが今回のプロジェクトでした。
つくし野地区は南に東急田園都市線が走り、鉄道をこえると横浜市緑区と接しています。今は鉄道や行政区域によって分けられていますが、元は同じような自然が広がり、そこに住む人びとの手で里山がつくられていた場所です。それが開発によって住宅地となりつくし野と名付けられた場所と、まだまだかつての地形や自然を感じることのできる場所が点在する横浜市として現在に至っています。つまりこうした場所を歩くことは、自然の姿を知るだけではなく、自分たちの住んでいるまちのかつての姿を知ることにもなります。
子どもたちは、春を感じる自然の息吹をイラストにまとめた「自然さがしビンゴ」を手に、起伏のある地形を登ったり降りたりしながらおよそ5キロを歩き通します。その間、春を前に一足早く咲いている花や芽を出している木の実、活動している鳥や虫をさがします(よく見ていると結構見つかるものです)。
体験(経験)をこれから重ねていく子どもたちにとって、この時期の体験は一つ一つが大きく残っていくと思います。この積み重ねが豊かな心の人づくりにつながってくれればと思います。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除は上記サイト上部の「メルマガ登録解除」を選択してください。