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Posted on 2017年7月28金 in スクールニュース

スクールニュース vol.280

 

兵庫県 認定こども園に係る緊急調査と適正運営・再発防止のための指針

 

7月24日の知事定例記者会見にて発表後、県こども政策課のホームページで公表。全国で初めて認定こども園の認定取り消しを行った不正事案を受けて、4月に緊急調査を実施。自主点検と実態状況の確認を各園に促し、今後に備えることが目的。

調査は県内の認定こども園400園を対象に、4月12日現在の児童の受入れ・職員・施設設備・管理運営・給食の状況について実施。県のHPでは市町別に各園の調査結果が公表されている。ほとんどの施設が適正だったものの、面積基準を満たしていないなど25の施設に対して県による改善指導が行われている。内訳は、保育室や園舎・園庭などで必要な面積数が不足しているのが18園、1学級35人の定員を超過しているのが7園、職員配置の指摘を受けたのが4施設(重複含む)だが、面積超過も含めて待機児童対策の結果として基準を超えてしまったとのこと。このうち15施設は10月までに、残りも来年度入園に向けた調整の中で是正予定にあるという。

こうした経過や、県の認定こども園審議会等での協議結果なども踏まえ、再発防止に向けた対応策として「適正運営・再発防止のための指針」も策定した。全体として審議会の関与を拡大する方向でまとめられており、認可・認定手続きの見直し、指導監査等の強化、チェックポイント集を活用した自己評価制度の導入等、各施設での情報公開の推進、研修制度の充実、公益通報者保護制度の周知等、認定こども園・保育所等ホットラインの開設などが整理されている。

 

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