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Posted on 2018年4月25水 in スクールニュース

スクールニュース vol.337

 

編集部より 浜松市施設一体型小中一貫校「浜松中部学園」を訪ねて
遠江、遠州とかつて呼ばれた現在の静岡県西部の大都市、浜松市。昨年は、NHK大河ドラマで、直虎ブームが起き(地域的な話題かも?)、観光客も増加したと言われている。また、浜松は、ホンダ、スズキ、ヤマハなどの創業地でもあり、“ものづくりの都市”としても知られている。
先週、その浜松市の3校目となる施設一体型小中一貫校「浜松中部学園」(校長:原田 哲良氏)を取材する機会があった。その際、原田校長先生は本校には浜松の伝統でもある“ものづくり”などを受け継ぐ、「特色あるキャリア教育を推進しています」と話してくれた。「その具体的な1つの例としては、子ども達が木で製作したという木工細工の小物入れ付メガネ掛けと、キッチンペーパーホルダーです」と拝見した小物入れ付きメガネ掛け、ホルダーを見せてくれた。特に、小物入付メガネ掛けは、自宅などで「私のメガネは?」、「車のキーは?」などと家族に聞くお父さんの姿などから思いついて製作したものではないかと思える。また、この木工細工2点は、浜松駅前地下の「サザシティ(地下街)」の一部コーナーを借り、6年生の子ども達が体験学習の一環で2つの木工細工を販売したという。原田校長先生は、その際家族、PTAに「影で見るのはいいが、絶対に身内で購入はしないで欲しい」と要望したが、そんなことは老婆心で、午前10時開店で午後4時には全ての商品が完売したという。同校では、地域社会体験を含め、こうした実践的な社会体験を特色ある学習として取り組んでいきたい、伝統でもあります、と原田校長先生談。
今後の子ども達にとって有意義な社会経験になることだろう。

奥、ペーパーホルダー、手前メガネ掛け

奥、ペーパーホルダー、手前メガネ掛け

 

王寺町 義務教育学校基本計画
町北部の王寺中学校区(王寺中学校・王寺小学校・王寺北小学校)で、施設の老朽化対策なども考慮した施設一体型義務教育学校の整備計画が進められている。平成34(2022)年度の開校を目指している【仮称】王寺義務教育学校(北)について、「王寺町義務教育学校推進委員会」施設設備プロジェクトチームが中心となって建設基本計画を検討、タウンミーティングやパブリックコメントを行い、4月6日にとりまとめを町HPに公表した。現在の王寺中学校の校地を拡大するおよそ42,000㎡に、中学校の既存施設を使いながら整備する(新校舎建設後解体)。学校規模は児童生徒数を1,000名、36学級と想定し、学年区分への配慮、特別教室との連携を促す校舎は4階建てで考えられている。この計画では、学校同様に環境改善が課題となっている給食調理施設の整備も含まれており、総工費の概算は85億円を見込んでいる。

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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