スクールニュース vol.365
安全に楽しく活動するために(つくし野ビオトーププロジェクト2018年9月)
9月8日、つくし野ビオトーププロジェクトの定例活動が再開した。
この夏は酷暑に台風、そしてプロジェクトの2日前には北海道で震度7の地震。前回の活動からの1か月間だけでも多くの災害が発生。残暑厳しいこの日も、関東は晴れたが全国的に天候は不安定だった。私達の自然災害に対する意識が明らかに変わったのは平成7(1995)年の阪神・淡路大震災で、東日本大震災の衝撃は忘れるはずもない。
そこで、記憶にある大規模自然災害を地図においていくと、台風の上陸地点になりやすい紀伊半島を除いた関東から沖縄までの太平洋沿岸部を除き、多くが被災地だったり、その影響を受けたりしている。そして、太平洋岸はご承知の通り。東海・東南海・南海地震は、連動の可能性さえも指摘されている。
そう考えれば、災害に対してはどこに住んでいようとも備えておき、いつでも対応できることが大切、過去から学び取る力が必要だ。
…話を戻すと、このプロジェクトも、人間にはコントロールできない自然の中で行っているため、スタッフは活動場所という自然の様相に注意を払いながら準備をしている。9月は毎年「川でまなぼう! 川であそぼう!!」をテーマに、つくし野から電車で2駅移動した川の親水エリアが活動場所。地球と生き物に水(特に淡水)がどれだけ大切であるかを学びながら、魚をはじめとした川の生き物を探す生物調査ようなプログラムを組んでいる。
毎年、水の事故も各地で報道されており、それは大きな波がある海や流れの速い川とは限らない。つくし野ビオトーププロジェクトの場合は近年、就学前児童の参加が多くなっており、活動にあたっての安全確保も念入りになっている。今年も、前週から川の水量・状況調査を始め、前日夜、そして当日朝も確認。活動中は保護者も周りの子どもに目を配りながら、拠点の場所を中心に100mほどの間で活動は行われた。
13年も続ければその記録は立派な調査記録。例年目にするのがエビの仲間やアメリカザリガニ。まれに、ドジョウやクサガメ、ヨシノボリなど特徴のある生き物が見つかり、今年はそれらを目当てにするカワセミやアオサギも発見した。川の中では今年の場合、魚(ハヤ)が多かった。
でも、初めて会ったタイリクバラタナゴは、外来種だった。
復興庁 グラウンドに建設された仮設住宅を調査
9月25日発表。東日本大震災後、学校のグラウンドに建設された仮設住宅は、最大で岩手県に7市町35校、・宮城県は7市町32校あった。今年8月現在、岩手県では4市町(宮古市・陸前高田市・大槌町・山田町)11校(県立校含む)、宮城県は2市町(石巻市・南三陸町)3校(県立校含む)となり、平成31年度末にはすべての解消を見込む。福島県内は学校のグラウンドに建設していない。
株式会社ロイロ LTE iPadの貸出先を募集
9月28日、ロイロノート・スクールをすぐに活用できるアカウントとiPad40台の無料トライアルキットの貸出先を公募している。iPadはLTE回線仕様のため環境整備などの工事は不要で、通信費は同社が負担する。締切は10月15日で、貸出期間は半年単位(場合によって延長可能)。その間の実践報告提出(半年に一度)が貸出の条件となる。詳細はhttp://bit.ly/2R17Yseを参照のこと。
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