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Posted on 2018年11月06火 in スクールニュース

スクールニュース vol.372

 

体験を通して伝える営みの繰り返し(つくし野ビオトーププロジェクト2018年10月

天候に翻弄された夏が終わり、東京にも短い秋がやってきた。季節が移り変わるその最中を感じ取るのは容易ではないが、気温も下がり、着るものも変わってきた。何より旧暦では既に冬。さすがに分かる。
つくし野ビオトーププロジェクトは、7回目となる定例活動「畑にハクサイの苗を植えよう!」を10月20日の午後プロジェクト専用畑で行った。いわゆる「実りの秋」を体験するのは例年次回(11月)であり、10月は年ごとに地域資源を活かしたプログラムが多様に考えられてきた。
近年は参加者の構成や安全確保などを踏まえた畑の活動がプログラムされ、定着してきたように感じる(畑の作業といっても農具や機械も使うので、安全といいきれるわけではないが)。今回の参加者も保護者9名を含む26名のうち、ほぼ半数の11名が未就学児という構成だ。
植えるのはハクサイの他、タマネギ、キャベツ、カリフローレ、スティックセニョール…。タマネギ以外はアブラナ科と説明するのは小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)。この時期に植えた作物の多くは、冬を超して春を感じながらの収穫となる。暑い夏を超えての成長と実りはサツマイモを通して体験するが、この日植えた種や苗からは厳しい寒さの下で成長する生命があることを知る機会となる。

タマネギの苗を植える様子

タマネギの苗を植える様子

また、苗を植えるために前もってナガネギやトウガラシ、トウガンなどを収穫、残ったツルなどは堆肥化させる。肥料を蒔いた畑には耕運機が登場、新たな成長の場をつくった。指示を出す小池常雄リーダーの口から次から次へと出てくる名前を聞いていると、青果店が始まりそうに錯覚してしまう。

トウガラシなどが植わっていた場所に新たに肥料を撒いて土をつくる。肥料はギュウ・トン・ケイ・バの各種フンが勢ぞろい。この後耕運機が登場

トウガラシなどが植わっていた場所に新たに肥料を撒いて土をつくる。肥料はギュウ・トン・ケイ・バの各種フンが勢ぞろい。この後耕運機が登場

さらにサプライズ。活動場所の近くで営業しているミニドックラン併設のガーデンカフェ「つくし野ローズガーデン」のご厚意で、庭に実っている柿の収穫を体験した。柿の木の下に植えられている植物があることや参加児童の年齢を考慮して、高い柿木の上で採るのは大人、それを子どもが集める形となった。先に割れ目をつけた専用の長い竹でひょいひょいと獲る中村一幸さん(プロジェクト顧問)の姿は都心ではなかなかお目にかかれない。受け継いでいきたい光景だった。

柿の木はあっても住宅地ではこんな光景を目にできる機会はほとんどない

柿の木はあっても住宅地ではこんな光景を目にできる機会はほとんどない

 

 

教育環境研究所 30周年記念イベント

東洋大学名誉教授の長澤悟氏が所長を務める教育環境研究所では12月11日~13日の3日間、30周年記念イベント「未来をつくる学校展」を開催する。同研究所が創立以来一貫して問い続けてきたのは教育と施設のあり方。その取組を紹介するとともに、学校づくりについて、参加者とその可能性を共有する機会にしたいと企画した。会場はプルデンシャルタワー13階で9時~17時30分まで(1階にて受付)。入場は無料。詳細は教育環境研究所HP(http://www.iee-net.co.jp/)にて。

 

桜川市 小中学校の適正配置についてアンケートを実施

平成26年6月、設置している11小学校と5中学校を4小学校・4中学校へと再編する適正配置基本計画を策定し、同市はこの春、桃山中学校区の1中2小を義務教育学校(桃山学園)に再編した。残る4中学校区の児童生徒・未就学児の保護者に対して9月、市教委は具体的な再編方法についてのアンケート調査を実施、その結果を中学校区ごとに市HPで公表した(平成30年度桜川市立小中学校適正配置に関する保護者アンケートについて:10月26日)。集計結果からは、学校の統合方法やその時期、通学方法などについて、同じ質問でも地域による差がみられるものとなっているが、その中でも、未就学児の保護者は統合を早く(5年以内に)実施してほしいと回答している割合が多い結果となっている。

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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