スクールニュース vol.417
「第24回New Education EXPO 2019 in東京」開催される
2019年6月6日(木)、7日(金)、8日(土)の3日間に渡って、東京ファッションタウンビル(江東区有明3-4-10)において、「第24回New Education EXPO 2019 in東京」が開催された。学校教職員や教育関係者を主な対象とした同セミナー&展示会は、教育イベントの先駆けとして1996年に開催して以来、多くの来場者からの支持を受け、今年で24回目を迎えた。
新学習指導要領、高大接続改革、大学入学共通テストにプログラミング導入を迎えるなど、今、社会は大きな教育改革の時を迎えている。新学習指導要領ではICTを活用した「情報活用能力」を重視し、プログラミングの必修化、小学校5、6年における英語の教科化も実施される。文部科学省は、「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(中間まとめ)」を発表し、ICTを基盤とした遠隔技術や先端技術が効果的に活用されるなど、学校現場でのますますの普及が予想される。New Education EXPOの特長は、それらICT教育に関する豊富なセミナーと展示会の開催である。今年も75のセミナーと、多彩な展示が会場を彩った。
2日目の6月7日(金)は、施設整備の観点から注目のセミナーが2つ開催された。東洋大学名誉教授・教育環境研究所所長の長澤悟氏による「新学習指導要領に対応した学校施設計画の課題と目標」では、未来の学校施設を考えるために手がかりになる課題やテーマをあげながら、新しい学校づくりの取組みをしている事例を解説した。また、千葉大学 大学院工学研究院 教授 柳澤要氏、呉工業高等専門学校 建築学科 准教授 下倉玲子氏、山下設計 三浦敬明氏の3者による「インクルーシブ教育と施設空間」では、国内外の特別支援学校や学級について現地調査研究からわかったこと、また、設計段階や竣工時に比べて運営開始後に生じてくる施設の課題が多くあることなど、様々な視点から講演が行われた。両講演ともに満席となり、来場者は熱心に耳を傾けていた。
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