スクールニュース vol.429
福岡市天神地区「天神ビックバン」構想エリアの施設整備建設に着手①
福岡市立大名小学校(2014年閉校)は、同市内でも最古の小学校の1つでもありました。同校は福岡市の天神エリアにあって、少子化や住民の郊外流出によって児童数が減少したため、惜しまれながら閉校しました。その後、同市の簀子、舞鶴小学校の両校と統合、さらに、舞鶴中学校とも統合して、小中施設一体型連携教育を実施しています。
旧大名小学校閉校後の跡地は、地域においてこれまでも地域活動、災害時避難場所としての役割を担ってきました。しかし、旧大名小学校のあった天神地区は、様々な都市機能強化と福岡の魅力を図る上で貴重な社会的資産であるとして「旧大名小学校跡地まちづくり構想」が、2016年3月に策定されたことに伴い、「天神ビックバン」における重要プロジェクト「旧大名小学校跡地活用事業」の公募型プロポーザルを2017年10月から実施しました。その結果、応募3グループの中から選ばれたのが、積水ハウスを代表とするグループでした。
同プロポーザルの構想の基本は、旧大名小学校跡地、面積11,800㎡に「天神ビックバン」の西のゲートと位置付けられ、地域活動拠点や災害避難場所の確保、オフィス、ホテルの誘致などが条件でありました。
これに基づき採択された積水グループの提案は、地上24階の高層ビルにホテル「ザ・リッツ・カールトン」(147室)が入るほか、オフィスなども入る、ホテル・オフィス棟と公民館・保育施設・創業支援施設・住宅などを含む地上18階のコミュニティ棟、イベントホール、広場などを整備するというものでした。
福岡市は、70年間の定期借地権を設定し、同市へは地代が入り、地代から市へ賃貸する公共料金の賃料を差し引いた価格(年額)は5憶8600万円。
コミュニティ棟は、2021年3月10日、ホテル・オフィス棟が2022年の開業を予定しています。
このほど、建設祈願祭が行われ、その際、グループ代表企業の積水ハウス(株)仲居 嘉浩社長は、「福岡をアジアの窓口とするグローバル企業を集めるような、これまでにない拠点を目指している。さらに、地域に愛される都心のオアシスにしたい」と語っていました。
グループ構成企業は、代表の積水ハウスのほか、西日本鉄道、三菱地所、西部ガス、西日本新聞社、福岡商事、久米設計、醇建築まちづくり研究所、鴻池組、積和九州、西鉄ビルマネジメント、積和管理九州。
福岡市天神地区に、また新たな都市空間の整備による新しいにぎわいの拠点の誕生に期待します。進捗状況は、またの機会に配信いたします。
画像は九州初の「ザ・リッツ・カールトン ホテル」 誘致決定 「スタートアップ&グローバル」新ビジネス拠点誕生へ 福岡市「旧大名小学校跡地活用事業」が着工 (PDF)から引用
出展:honobono3424mura.blog.fc2.com/blog-entry-404.html
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