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Posted on 2019年11月26火 in スクールニュース

スクールニュース Vol.456

 

東京藝術大学 緑豊かなキャンパスづくりを推進

上野キャンパスで進められている緑による環境改善プロジェクトの現在の中心は、キャンパスの敷地境界を鉄柵から生垣に更新する「藝大ヘッジ」である。この取組によって上野キャンパスは、更新時期にある敷地外周の安全確保とともに生垣の緑による柔らかさと親しみやすさが生まれている。
各プロセスへの多様な人びとの参加が特長の1つで、資金調達ではクラウドファンディングを活用。植樹ワークショップには学生や教職員・卒業生のほか地域住民や区役所職員など学外からも参加がある。そして、除草などの維持管理は学生有志などによる「お世話隊」が定期的に行っている。実はキャンパスのある上野は武蔵野台地の東端にあたる。そこでこれまでの4度にわたって植えられたおよそ4,000本の苗木は武蔵野在来の植生を意識して選定されたものである。
同大では、生垣による印象の変化に加えてキャンパス内外の視線が通りやすくなったとも話してくれた。東京藝術大学の上野キャンパスには日本の近代建築の歴史を現在に伝えてくれる貴重な建物が多くあり、そのうちの1つが音楽学部正門横に建つ赤レンガ1号館・2号館。こうした建物がキャンパスの外を歩く人たちからもよく見えるようになってよかったという声があるそうだ。
次の取組は令和2年早々に計画されている。美術学部正門横から続く敷地境界の法面およそ100mを計画地に、『「上野」と「谷根千」をつなぐみちひろば』として考えられた。10月に第30回緑の環境プラン大賞(シンボル・ガーデン部門)で国土交通大臣賞を受賞した計画としても注目されている。
「藝大ヘッジ」の詳細は本誌にて紹介予定。

敷地外周道路からみえる赤レンガ1号館・2号館

敷地外周道路からみえる赤レンガ1号館・2号館

手前が既存の鉄柵。奥に続いているのが「藝大ヘッジ」プロジェクトによる生垣

手前が既存の鉄柵。奥に続いているのが「藝大ヘッジ」プロジェクトによる生垣

 

株式会社イトーキ レヴィチェアが最優秀賞を受賞

11月22日、オフィスチェア「levi」がドイツデザイン評議会の主催する「German Design Award 2020」で最優秀賞(Gold)を受賞したと発表。エレガントなプロポーション、美しいシルエット、部位に合わせた心地よいミニマリズムがトータルに完成され際立っていると評価された。
「levi」はデスクワーク時の前傾姿勢やちょっとしたときのリラックス姿勢など、多様なシーンで柔らかな座り心地を提供するオフィスチェア。“座る”をサポートする様々な機能を座面と背もたれ内部に込め、外観は一切の装飾を削ぎ落した高機能とシンプルなデザイン性を併せ持っている。肘当てや脚の仕様、張地の色の選択で様々な空間に対応できる多彩なバリエーションを用意していることも特徴。
同社によると「levi」の今回の受賞は、アメリカの「HiP Awards 2019 at NeoCon」、日本の「2019年度グッドデザイン賞」に続く3つ目の受賞になる。

シーンに適した場をleviでコーディネートできる(写真提供:株式会社イトーキ)

シーンに適した場をleviでコーディネートできる(写真提供:株式会社イトーキ)

 

 

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