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Posted on 2020年5月05火 in スクールニュース

スクールニュース vol.485


体験したくないこともある…
(つくし野ビオトーププロジェクト2020年4月)

卒業・入学・進級に伴う喜びや寂しさ、そして希望。感慨を覚えることも許されず事実のみを与えられ、子ども達の令和2年度が始まった。
感染症は昔からあったけど、この数か月に起きていることは今生きている私達に初めての経験。違うのはそれが12歳のときか40歳のときかということだけだ。こんな形は誰も望んでいなかったけれど、今こそまさに先が見通せず変化が激しい複雑な社会。「生きる力」を問われているのはむしろ大人。子どもはその一挙手一投足をじっと見ている。

壁のように成長したサヤエンドウから収穫。終了後にスタッフが次々と獲る姿からは、経験というべきか、みているところの違いを感じる

壁のように成長したサヤエンドウから収穫。終了後にスタッフが次々と獲る姿からは、経験というべきか、みているところの違いを感じる

このニュースで定期的に活動を紹介している「つくし野ビオトーププロジェクト」は、開発された住宅街で形成される東京都町田市のつくし野地区で、「都市に住む子ども達に自然体験(環境教育)を通して命の大切さを伝えたい」と14年にわたって続いている活動である。年度が替わった15年目の4月は、これまでにない静けさの中で行われた。
3月以降、プロジェクトは参加者がみんなで集まる方法をとっていない。いわゆる「三密」を避けるためで、活動中にもっとも懸念される人同士の接触を避けるためだ。事前に名字の頭文字で分けた時間帯に、運動代わりの散歩の途中、プロジェクト専用畑に立ち寄る。

ちょっとわかりにくいが活動中も全員マスク着用。このほか、主催者は殺菌剤も用意していた

ちょっとわかりにくいが活動中も全員マスク着用。このほか、主催者は殺菌剤も用意していた

活動は作物の収穫体験とその野菜を知ることが中心で、個々の活動時間は短くなるが、少し距離をとった小池常雄プロジェクトリーダーやスタッフから作物の説明や収穫方法の指導を丁寧に受けることができている。周りの子にあわせて同じ行動をしてしまう年代の子も、自分が今何をしているのか、おぼろげにもわかるのではないだろうか。

リーフレタスを獲るお母さんの手に自分も添えて、一緒に収穫

リーフレタスを獲るお母さんの手に自分も添えて、一緒に収穫

ただ、先に向けて課題も多いと小池リーダーは話す。近隣の小学校や幼稚園が協力してくれた活動の案内配布が休校(園)によりできないため、今年度の新入生とその家庭に周知できていないという。また、例年であれば5月はサツマイモを植え、6月は小学校のプールが活動場所になるなど、活動フィールドも変わる。そしてこれらはオンラインでは難しい(というか無理)。
これまで通りの活動ができるほどに状況が改善されることが理想だが、一方で、やり方を工夫するのか、違う展開を導入するのか、何事も経験というには厳しい決断をスタッフも迫られている。

前回に続き、あまり見ることのない花シリーズ。ヒントは葉。答えはプロジェクトのブログにあります

前回に続き、あまり見ることのない花シリーズ。ヒントは葉。答えはプロジェクトのブログにあります

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnew
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