スクールニュース vol.504
文部科学省 学校での新型コロナウイルス感染症事例を分析
8月6日に発出した都道府県教育委員会などに対しての通知(小学校、中学校及び高等学校等にかかる感染事例等を踏まえて今後求められる対策等について)の中で、緊急事態宣言解除後の学校関係者の感染状況を分析している。
これによると、全国の学校が本格再開を始めた6月1日以降7月31日までの間、242人の児童生徒、51人の教職員、29人の幼稚園関係者に感染が確認されている。重症者はいないが、それぞれの状況を詳しくみる。
児童生徒は小学校90人、中学校53人、高等学校97人、特別支援学校2人で、有症状者の割合は50%、感染経路不明は24%(57人)である。感染経路は57%(137人)の家庭内感染が最多だが、学校内感染も中高で4件(5%)報告されている。
教職員は小学校21名、中学校7名、高等学校15名、特別支援学校8名で、有症状者は78%。69%(35名)が感染経路不明で、学校内感染も報告されていない。
ただし、感染経路不明とされている事例の中に、同じ学級や部活動で生徒や教職員が感染している例が複数あると注意を促している。
そして幼稚園関係者では、幼児16名、教職員13名の感染を確認。有症状者は幼児38%、教職員77%と大きく異なる。感染経路不明は31%(9名)。
7月29日18時までの国内での発生状況からは20代以下の死亡率がゼロであることなど、インフルエンザなどとは状況が異なるとしながらも、新規感染者が増加している現在は家庭をはじめ学校外での感染が多いことからウイルスを学校に持ち込まないことが重要と同省は指摘。登校や出勤に対する家庭の理解と協力、校外活動への参加に対する指導の重要性を改めて強調するとともに、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に従った感染症対策によって、感染拡大のリスクを下げることができるとしている。
茨城大学 遠隔授業のアンケート結果を公表
8月7日、2020年度の第1クォーター授業アンケートの結果(学生向け)を公表、4月30日から開始した前期はすべての授業を原則オンラインとしたため、対面授業による昨年度の結果と比較も行っている。
十分な学修ができたかについては、全体で76.1%の学生が肯定的な回答をしているが、学部別にみると教育学部や全学教育機構で80%を超えていることに対して工学部は約60%と少し差がみられる。
授業の理解度や満足度は対面授業の昨年度調査と比べてどちらも上昇、予習・復習の時間も昨年度からおよそ1.2倍増える結果となっている。
ただし、自由記述からは遠隔授業に不向きな学生が一定数いることも明らかになったとともに、オンラインを評価する学生も含めて、大学で授業を受けたい、友人に会いたいという思いが吐露されていたという。大学では後学期の対応について、9月29日からの授業開始を前に伝えたいと話している。
また、大学では教員向けアンケートの結果も公表している。
暑さ対策・熱中症予防対策、オーニング(日除け)製品「リパーロ Eタイプ」
タカノでは、新型コロナウイルス感染症対策と経済活動再開の両立にあたり、マスク着用・検温検査、手指消毒などによる行列やスペースの確保が各所で発生することを想定し、暑さ対策・熱中症予防対策としてオーニング(日除け)製品「リパーロ Eタイプ」を提案している。
従来、オーニングは、屋外のテラス席を中心に日除けとして導入されてきたが、withコロナ・afterコロナ時代の新しい用途として、カスタム対応を可能にした。体温、マスク検知のカメラとアルコール消毒台をセットにした販売方法も用意している。
既にテーマパーク、イベント関係の入場前の検温、マスク着用の確認、手指消毒のスペース、待機列の暑さ対策として実績があり、今後、学校(教育機関)や水族館、美術館など、各施設での活用が見込まれている。
■お問い合わせ
タカノ株式会社 エクステリア部門
TEL:0120-85-3091
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