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Posted on 2020年9月29火 in スクールニュース

スクールニュース vol.516 編集部より

 

杉並区立小中一貫教育校高円寺学園を取材して

東京の環状道路の中でも、交通量の多い主要道路である環状七号線に面する「杉並区立小中一貫教育校高円寺学園 高円寺小学校/高円寺中学校」を取材しました。同学園は、東京・杉並区の施設一体型小中一貫校としては、杉並和泉学園に続く2校目となります。

高円寺学園。体育の授業風景

高円寺学園。体育の授業風景

高円寺学園の話は後に回して、少々東京・杉並区高円寺のまちについて、お話ししたいと思います。
杉並区高円寺といえば、「阿波おどり」でしょう。本家徳島の阿波おどりは、400年の歴史あるものですが、杉並区高円寺の阿波おどりも、東京の夏の風物詩でもあります。残念なことに、本家徳島の阿波おどりも高円寺の阿波おどりも含めて、全国の盆踊り、お祭りなど行事が、コロナウィルス感染のため、中止を余儀なくされています。
高円寺地域、隣の阿佐ヶ谷地区を含め、両地域は東京の世田谷区と並び、住宅地と言われます。杉並区においては下町的な要素があり、私たち庶民にとって住みやすい地域といってよいでしょう。そんな地域だから自治体や地域活動も盛んで、多くのイベントも地域行事として開催されているとのことです。「とてもよい街です」、「学校に対しても地域を上げて伝統的協力体制を持っていただいています」(高円寺学園 学園長:橋本剛氏談)。
もう1つ、鉄ちゃん的な由来を少々。高円寺駅、阿佐ヶ谷駅は、中央線開業当時(1922年)に両駅はなく、中間の人びとは中野駅、荻窪駅へ歩いていたそうです。両駅の間隔は中央線では近いといっても、容易ではなかったようです。そのため、有力者の指導のもと地域を上げて新駅誘致の陳情も行い、高円寺駅、阿佐ヶ谷駅が西荻窪駅とともに開業しました。この日本国有鉄道中央線は、民営の甲武鉄道が前身で、新宿駅、四ツ谷駅、市ヶ谷駅、牛込駅、飯田町駅、水道橋駅、御茶ノ水駅に続き、今の秋葉原駅近くの万世橋駅が中央線のターミナル駅となりました。甲武鉄道の終着駅としては昌平橋駅があったとのことです。
少々横道にそれましたが、高円寺学園の新校舎について話を戻します。同学園校舎は、いわゆる回廊型の校舎で、コンパクトにまとめられた機能的配置が最大の特色です。改築時は、用地と前校舎を使用しながらということもあり、北側に校庭を設置せざるをえなかったため、普通教室を北側に配置していますが、取材時は曇天にもかかわらず教室内部が明るかったこと。また、東京では交通量が多く、騒音が激しいかと思いましたが、意外と校舎は静かであったことが特に印象に残りました。
詳細については、本誌の12月号(11月発売予定)に掲載予定です。ご期待下さい。

 

 

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