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Posted on 2020年11月20金 in スクールニュース

スクールニュース vol.526 編集部より

 

道徳マナーに一言

今回は、少々一言。わが国の青少年の教育は、基本的生活習慣や社会的マナーの育成が重要な課題と言われて久しい。本来は家庭教育で育成すべき基本的生活習慣や社会的マナーが疎かになっている一方現実がある。そのため、現在は学校が家庭教育を支援する姿勢が必要とされてきている。
マナーを語る前に、今の子ども達は他者と関わろうとする感情が乏しくなっているようだ。子ども達は他者や社会に好意的な感情を抱くのは、自分が相手から「受け入られている」「認められている」という感覚を抱く体験から始まる。自分の行動を誰かが見てくれている、自分のために誰かが何かをしてくれているなどといった他者からの働きかけや、交流の自覚から他者とかかわりたいという思いが生まれると言われている。
しかし、今の子ども達は、そうした他者からのまなざしや行為に触れても、何も感じないことが多いいようだ。それによって、喜びを感じたり感謝の念を抱いたりせず、家族以外の者から何かをしてもらった場合でさえ、当然のことのように誤解している。さらに、そうした他者との接触や交流の経験も少なく、それがうれしいことや有難いことを、まわりの大人から言い聞かされる体験も欠けている。こうした社会的な体験不足から感情の未熟・未発達につながっているようである。
今の子ども達は、およそ20%の生徒が「挨拶をすること」「迷惑をかけないこと」などを指導された体験があまりない。(千葉市教育センター調査)また、この調査では「挨拶をする」よう言われたことが「まったくない」子どもが53.1%。「まわりの人に迷惑をかけない」ように言われたことも「あまりない」、「まったくない」と答えており、しつけに関しても、「する家庭」「しない家庭」の二極化していることが伺える。
従って、学校教育においての道徳的教育、及びマナー教育などが重要になってきているのが事実であろう。
ある全国紙投稿覧から「エスカレーター背後からの恐怖」シニア世代の女性から、右足を痛め、左手に杖を持って駅のエスカレーターに乗った時のこと、(中省略)後ろから足音が近づいた人が、すれ違いざまにチェと舌を鳴らし「邪魔なんだよ、ババア」の捨て台詞を残して駆け下りていった。とのこと。本来、駅や公共のエレベーターは歩行をお断りしているはず。

 

 

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