スクールニュース vol.540
本物を目にする体験(つくし野ビオトーププロジェクト2021年1月)
つくし野ビオトーププロジェクトの2021年が始まった。1月は「校庭に小鳥を招待しよう!」。例年、小鳥(シジュウカラ。最近はスズメも)の巣箱づくりを町田市立つくし野小学校の視聴覚室で行ってきたが、長時間の屋内での活動になってしまう。そこで、毎年午前中に行ってきた同校敷地内に設置している巣箱の観察を主としたプログラムに切り替えて行われた。
スズメ・キジバト・ヒヨドリ・ツグミ。
ムクドリ・メジロ・ハシブトカラス。
コゲラ・モズ・オナガ…さらにはカルガモ。
集合場所に貼られている鳥の資料。これらはすべて、つくし野ビオトーププロジェクトの小池常雄プロジェクトリーダーがつくし野で目にした鳥。普段目にする機会のない鳥の巣も本物を収集・保存しているものが並んでいた。
この活動では、自然体験をする中で多くの生き物と接している。ヒトは新型コロナウイルス感染症拡大予防のため様々に制限を強いられているが、畑の作物を注意深く観察すると、それらを餌にしようとする鳥や虫があちこちで生きている。あまり嬉しくはないが小動物(ネズミという)との遭遇もある。
今年度はスペシャルプログラムに振り替えたが秋は水辺の生き物に親しむ機会があり、そしてこの日が大空を駆ける生き物の回。陸川空、1年をかけてつくし野に、そして町田にどんな生き物がいるのかを知ることができるようにプログラムされているといえる。ただし、知るだけで体験とは言い難いものの、野鳥と接するのはかなり困難なプロジェクトでもある。そこで、巣箱をつくり、観察の機会を自宅につくるのがこの「空の回」の特長だ。
ではなぜ巣箱が必要なのか(樹洞性で巣箱を必要とする鳥がいるから)。どんな巣をつくるのか(材料から違う)。巣箱で何をするのか(卵を産んで、孵して、育てる)。この季節のプログラムなのはどうしてか(これから巣づくりが始まるから)。など、小池リーダーの話は続く。
その後、参加した34人(スタッフ込)全員で校内をぐるりと回り、非常階段の柱や正門横、樹木などに取付けた12か所の巣箱をすべて取り外して中を確認。巣(営巣された跡)がどのようにつくられているのか、本物を自分の目で観察した。結果はプロジェクトのブログで発表されているのでみなさまご自身の目で確認してほしい。
小池リーダーの説明によると、巣箱を使う鳥は樹に開いた穴や家のすき間などに巣をつくる樹洞営巣のタイプで、ヒヨドリやカラスのような樹の上に巣をつくる鳥達もいる。そうした巣や鳥達を目にできるのか。毎年2月はつくし野近郊の里山を巡る自然観察のプログラムが計画されている。
大学キャンパス跡地を取得 アジアヘルスケア推進機構株式会社
2月5日に同社HPで発表。堺市の泉ヶ丘キャンパスに大学キャンパスの統合を進めている帝塚山学院大学から狭山キャンパス(76,144.10㎡)を取得したと発表した。移転は今年4月のため3月末の転出をもって引き渡される予定で、今後近隣住民への趣旨説明なども行いながら、介護・医療・研究所及びその関連施設のもとで安心して住み続ける地域創りを確立するための事業を展開していくという。また、狭山キャンパスのある大阪狭山市もHPにて同日、まちづくりに資するよう、同社の開発協議に応じていくと発表した。
川崎市 サウンディング調査を実施
2月3日発表。PFI手法と直接施工を併用した設置から10年以上となる市立学校普通教室の空調設備について、更新に向けて最適な方法を検討するためのサウンディング調査を実施する。提案内容として、最適な事業法手法や選定方法、市内中小企業の活用方法など7点をあげている。申込は2月17日まで受付け、対話は3月15日~31日までの期間に実施。結果は5月ごろまでに公表の予定。
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