スクールニュース vol.549
習志野市立谷津小学校を取材して
先日、習志野市立谷津小学校を取材させていただいた。
谷津小学校は、京成谷津駅とJR津田沼駅の中程に位置する創立70周年を迎えた学校で、市内にある16小学校の内3番目に長い歴史を持つ。京成谷津駅側は昔からの街並みが残る閑静な住宅街。一方、学校から、津田沼駅側は新しいまち“奏の杜”地区として大規模集合住宅や新しい商業施設の建設が進み、それに伴い谷津小学校の児童数も増加。谷津小学校は、現在、習志野市内で最も多い1,100名を超える子ども達が通う学校である。
施設の老朽化や、児童数の増加に対応するため、今回改築された谷津小学校の新校舎は、2020年の夏に完成した。設計・監理は佐藤総合計画が担当している。
施設は、鉄筋コンクリート造4階建て。昇降口を入ると、目の前には吹抜けの図書室である。図書室は、ウッドデッキが敷かれた気持ちのよい中庭に面しており、全面ガラスから日が注ぐ大変明るい読書環境である。内部階段で上階のパソコン教室ともつながるなど、多様な教育活動を展開することが可能だ。
また、谷津小学校は「音楽のまち習志野」を代表する音楽活動が盛んな学校であり、同校の管弦楽クラブはこれまで数々の全国コンクールで賞を受賞している。新校舎には、その伝統ある音楽活動を受け継ぐ素晴らしい音楽堂が整備された。音楽堂は、学校東側アプローチに面しており、まさに谷津小学校のシンボルともいえるだろう。
また、普通教室は数クラスを1つのユニットとして捉え、アクティブ・ラーニングなどの新しい教育活動にも対応するつくりとなっている。取材時も、子ども達は、教室とオープンスペースを一体的に活用し、自分達でグループ活動の発表の場をつくるなど、主体的で多様な取り組みを見せていた。
谷津小学校の新校舎については、豊富なカラーグラビア、校長先生へのインタビュー、佐藤総合計画による設計ノート等々収録し、近く発売のスクールアメニティで大きく特集する予定。
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