スクールニュース vol.562
千葉県勝浦市が小中学校全6校の体育館に、熱中症と感染症対策のため大型シーリングファンを設置
千葉県勝浦市は、市内すべての小中学校6校の体育館に、大型シーリングファンを導入・設置した。熱中症と感染症対策への対応となる。
同市教育委員会は、子ども達の健康と安全安心な学習環境を確保するため、これまでも夏の熱中症対策として、教室へのエアコン導入など進めてきたが、体育館への対策についてはメンテナンスコストなどハードルが高く解決策を探っているところであった。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症対策も重なり、一層の早急な対応が必要になったことから大型シーリングファンを導入して対応することとした。これは、広範囲に空気を循環させる天井吊り下げ型の大型扇風機である。
導入されたのは、千葉県の企業、株式会社五常が製造・施工した大型シーリングファン「スマイルファン」である。同製品は、自然の風をコントロールするだけで送風と換気を同時に担うことができるもの。大空間に気流を生み出し、体感温度でおよそマイナス5度の冷却効果を実現し、また5分から10分の短時間で体育館の空気を入れ替えることができる。熱中症対策と感染症対策のどちらにも有効だ。夏場にも、児童生徒が安全に留意しながら体育館使用できる導入事例として注目だ。また、体育館は公共施設として、災害時には地域避難所となることから、自然の空気を活かした換気システムは快適で安心できるものだろう。
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