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Posted on 2021年7月06火 in スクールニュース

スクールニュース vol.571

 

未来を創る、学びを拓く「NEW EDUCATION EXPO 2021」開催

2021年6月3日(木)、4日(金)、5日(土)の3日間にわたって、東京ファッションタウンビルで、教育関係者向けのセミナー&展示会「NEW EDUCATION EXPO 2021」が開催された。
「NEW EDUCATION EXPO」は、今年で26回目を迎える教育関係者向けのイベント。有識者や学校現場の教育による様々なセミナーと、教育関係向者向けの展示(ICT&ネットワークセキュリティ、ハードウェア、教材・教具、ソフトウェア等)で構成される。
訪れた2日目、6月4日は、あいにくの暴風雨であった。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、来場者が少ないのではと思っていたが、展示会・セミナー会場には多くの教育関係者の姿があり賑わいをみせていた。
4日のセミナープログラムの基調講演は、国立教育政策研究所 所長 浅田和伸氏による「これからの時代を生きる子供たちに必要な力~高度情報化社会、グローバル社会の中で」である。浅田所長は、文部科学省総合教育政策局長を経て2021年1月に国立教育政策研究所の所長に就任。教育には現場の声が重要と、3年間品川区立大崎中学校の校長も務めている。講演では、6月3日に出たばかりの教育再生実行会議 第十二次提言 概要「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」に関しても触れ、ニューノーマルにおける教育の姿として、〇ウェルビーイング(一人一人の多様な幸せと社会全体の幸せ)の実現を目指し、学習者主体の教育に転換、〇デジタル化を進め、データ駆動型の教育に転換。学びのデータ(学習面、生活・健康面、教師の指導面)の活用等についても解説した。

基調講演。浅田和伸氏

基調講演。浅田和伸氏

同日、学校の環境づくりをテーマとした注目のセミナーが、「インクルーシブ教育の視点からみた学校施設づくり」である。講演者は、千葉大学 大学院 工学研究科 教授 柳澤要氏、呉工業高等専門学校 建築学科 准教授 下倉玲子氏、福山大学 工学部 建築学科 准教授 佐々木伸子氏によるプログラムだ。3氏は、今日におけるインクルーシブの現況や、海外・国内の様々な先進的事例から、これからのインクルーシブ教育の学校づくりについて考える講演となった。講演後のディスカッションでは、参加した自治体担当者から「これから高等学校の特別支援学校施設を整備する計画だが、どのような点に留意したらよいか」など、専門家への質問があがっていた。

展示会も多くの参加者で賑わった

展示会も多くの参加者で賑わった

 

 

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