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Posted on 2021年8月11水 in スクールニュース

スクールニュース vol.581

 

クラボウ 「クレンゼ」の新型コロナウイルスデルタ株減少率99%以上を確認
7月29日の発表によると、クラボウ独自の抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」で加工した繊維素材は、一般財団法人日本繊維製品品質技術センターが行った新型コロナウイルスデルタ株に対する抗ウイルス効果の試験で、99%以上の減少が確認されたという。「クレンゼ」は、第4級アンモニウム塩系の固定化抗菌成分を繊維表面に強力に固定化する独自の加工技術で、固定化された薬剤に接触した細菌やウイルスは増殖が抑制されて数を減らす仕組み。薬剤の安全性は各種試験のほか加工した素材のヒトパッチテストも実施して確認され、家庭の洗濯50回後でも同等の効果が確認されている。
今回の検証試験は「JIS L 1922繊維製品の抗ウイルス性試験方法」を準用。一定時間、繊維素材にウイルスを接触させた後、繊維の表面からウイルスの感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を回収、測定している。昨年には同様の試験で新型コロナウイルスアルファ株の99%以上の減少を確認しているという。
「クレンゼ」の技術はマスクやタオル、寝装・寝具、カジュアル衣料、ユニフォーム、インテリア関連の繊維素材など幅広く展開が可能で、クラボウは抗菌・抗ウイルスが必要とされる医療、介護・福祉、食品・サービスやオフィス、教育機関などの様々な分野で活用されることにより、安心・安全、そしてクリーンな社会の実現を目指す。
お問い合わせはクラボウ 総務部広報グループ(TEL.06-6266-5073)加工技術についてはクラボウ 繊維事業部技術部技術課(TEL.06-6266-5364)まで。

 

文部科学省 令和3年度公立学校施設の耐震改修状況フォローアップ調査の結果を公表
8月6日発表。公立学校施設の構造体・非構造部材の耐震改修について、最新の状況がまとめられた。
全国の状況をみると、非木造施設の耐震化率は全公立学校施設の合計で99.5%。残棟数は842棟となり、その内訳は幼稚園で117棟、小中学校で444棟、高等学校で266棟、特別支援学校で15棟である。屋内運動場等の吊り天井等の落下防止対策は、99.2%で対策が実施され残りは311棟である。そして、吊り天井等以外の非構造部材は、耐震点検の実施率が94.5%、耐震対策実施率は52.0%となった。特別支援学校の吊り天井等以外の非構造部材の耐震点検実施率が昨年と変わらないほかはすべて取組が進み、幼稚園の屋内運動場等の吊り天井等の落下防止対策が完了した。
なお、この調査が対象とする吊り天井等は、体育館・武道場・講堂・屋内プールなどに設置された高さ6mを超えるもの、水平投影面積200㎡を超えるもののいずれか。その他の非構造部材の耐震点検実施率は、同省作成の「学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(平成27年3月改訂版)」に基づいて、学校教職員や学校設置者(専門家)による点検が行われた学校の割合を指し、耐震対策実施率は、学校設置者(専門家)による耐震点検によって対策不要の結果が出たか、耐震対策を完了した学校の割合を指す。
学校種別の詳細などは、弊誌9月号でも紹介する予定。

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/

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