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Posted on 2021年10月20水 in スクールニュース

スクールニュース vol.593

 

大きなビオトープで楽しむ(つくし野ビオトーププロジェクト2021年10月)

10月2日。緊急事態宣言が解除されて最初の週末(土曜日)の朝。駅前に集まった50余名のつくし野ビオトーププロジェクト参加者は、そのまま電車に乗ってこどもの国へと移動。昨年に続いての「特別企画~こどもの国でいきものを探そう!」が行われた。感染症対策が必須の今年はプロジェクト専用畑での活動が主となってきた。そのため、今回のように(スタッフや保護者など大人の目の届く範囲で)1人ひとりが活動するプログラムは昨年の同じ活動以来だろう。
こどもの国は、およそ100haの雑木林をベースにした子どものあそび場で、畑やプールのような限られた種の生き物だけがいる場所とは大きく異なる。ここで、自分の力でたくさんの生き物を見つけ、親しむことで、自然の多様性を感じてもらうことがプロジェクトのねらいの1つと言える。

こどもの国のほぼ中央にあるハス池に集まって、こどもの国という大きなビオトープの説明を受ける

こどもの国のほぼ中央にあるハス池に集まって、こどもの国という大きなビオトープの説明を受ける

同時に、限られた自然が点在する今の首都圏では、こどもの国は大きなビオトープといえる。子どもたちに身の回りの自然とそこに生きる命を大事にと言い続けているつくし野ビオトーププロジェクトプロジェクト。高見元久顧問は、いつもの活動とこどもの国を結び付けながら、豊かな自然があることの大切さを感じてほしいと話した。
活動の手がかりとして、この日は2つのプログラムが用意された。1つはこどもの国の各所を回って見つけた生き物でつくるイラストビンゴ。もう1つはこの日の活動場所としたハス池でのエビ釣りだ。エビを釣るエサはサキイカで、割りばしに付けたタコ糸に縛り付けて池に垂らす。

エビを目指して糸を垂らす子ども達だったが

エビを目指して糸を垂らす子ども達だったが

イカに気づいたエビが両腕のはさみでつかんだところをゆっくり引き上げる…はずなのだが、エビの前に魚が寄ってきてつつきだす始末。その魚を網ですくう漁に挑戦する子もいた。

釣れたのはアメリカザリガニだった

釣れたのはアメリカザリガニだった

一方、イラストビンゴではバッタやマツボックリを探して地面を、野鳥を探して空をと、あちこちに目を配りながらグループになって捜し歩く。

イラストビンゴを片手に園内を巡る自然観察隊

イラストビンゴを片手に園内を巡る自然観察隊

それぞれに、自然の中で楽しみを見つけていた。

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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