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Posted on 2021年11月05金 in スクールニュース

スクールニュース vol.596

 

秋の収穫体験 (つくし野ビオトーププロジェクト

10月に入り再び活動が始まったつくし野ビオトーププロジェクトは、10月16日土曜日の午後、プロジェクト専用畑で子ども達への自然体験活動を行った。
この日のプロジェクトは「畑のお世話~冬野菜の苗を植えよう!」。
朝夕には冷え込みを感じるようになり、私達(ヒト)は冬支度を始める季節だが、それは自然の動植物も同じ。種まきを冬支度といってよいかは意見が分かれるが、来春の収穫に向けた準備という意味で、ここではそう言わせてもらいたい。
活動が制限される中で最近のプロジェクトは、集まっての自然体験だけではなく、家でもできる自然体験のきっかけづくりにも力を入れている。畑の冬支度とともに、植える予定の苗は一部が持ち帰り用として用意されていて、茎ブロッコリーやリーフレタスなどは終了後に希望者に分けられる。これらの苗は買い揃えたものではなく、小池常雄プロジェクトリーダーが活動のために種から自宅で育ててきたもの。それらの作物や、畑に生きている作物、そして餌にしている虫などの説明を受けた子ども達は、ダイコンの収穫からプロジェクトを始める。

小型のダイコン、この大きさで立派な収穫物

小型のダイコン、この大きさで立派な収穫物

その後、育ち具合の確認も兼ねてサツマイモの先行収穫を実施。そんなに深く掘らないでも、手でかき分ければ姿を見せるサツマイモに、みんな言葉をなくして土をかき続ける。見ているだけでも、同じウネに1本のツルで10個近く実っているものがあれば、ツルボケでゼロのものもあることが分かり、なぜか? など、関心は尽きない。

1つのツルにこれだけ実るサツマイモ

1つのツルにこれだけ実るサツマイモ

久々の畑の活動、お疲れさまでした

久々の畑の活動、お疲れさまでした

この日のプロジェクトはここまで。植えるのは? と思ったが、この日のつくし野はスタッフが準備を始めるころからしとしとと霧雨が降り始め、ようやくやんだのは開始直前。天気予報は降らないといっているもののちょっと信じられない空模様が終わりまで続いた。そのため、未就学の子が濡れる前に終わらせることを優先したと小池リーダー。解散後もしばらく粘ってくれた曇天の中で、遅れてきた高学年の子が、植えるプロジェクトに取組んでいた。

雨が降ってくる前に、素早く植えていく上級生

雨が降ってくる前に、素早く植えていく上級生

 

 

袋井市・凸版印刷株式会社 ICTで非認知能力と保育の質向上を確認

10月28日発表。凸版印刷株式会社は、静岡県袋井市の幼稚園・保育園の年長児を対象に実証実験を実施。園児の非認知能力の育成と保育者のスキルアップ・質の向上などに成果が得られたと発表した。
非認知能力とは、何かに集中して取り組む姿勢や自分の気持ちのコントロール、他者とのコミュニケーションなど、小学校の学びの土台となる社会情動的スキル。この数値で図ることのできない力を育成するため、同社は数・量・図形のあそび活動プログラムと、同社がCedepと共同開発している園活動記録アプリを袋井市内の3園に導入。園児の非認知能力育成に対する効果の検証と効果的に引き出す活動記録の方法について検証を行った。
検証の結果、園児はICT活用力や数への関心、自己効力感、興味・関心・意欲などの内発的動機づけ、協同性などが全園の平均値で有意な上昇を示した。そして、活動記録アプリは園児の日々見落とされがちな姿に気付くツールの可能性が把握できたという。
そこで両者は、2021年度も対象を市内5園に拡大して実証実験を継続。幼稚園・こども園でのICT活用の有効性と課題を検証するとともに、最適な保育環境構築の支援を目指すとしている。
(Cedep:東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター)

 

 

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