スクールニュース vol.608
千葉商科大学 自然エネルギー100%の非常電源を整備
12月22日、令和4(2022)年2月から市川キャンパスの建物に蓄電池設備の導入を始めると発表した。設置場所は地域活動推進室(CUCリンクルーム)などがあるThe University HUBと合宿所で、これは市川市から災害時等の一時避難所に指定されている同大が、避難者の一時受け入れを考えている施設にあたる。導入されるのは蓄電容量13.5kwhの「Powerwall」(テスラ社)をそれぞれ5台と3台で、令和4年度内に第二期工事も計画している。
これにより、屋上に設置した太陽光発電の電気を災害発生時などに非常電源として使うことが可能で、同大はキャンパスで数時間の停電発生時に照明設備と(モバイル機器等の充電など)コンセントの利用を想定。8台の蓄電池には、平時と同程度の活用で照明・コンセント併用ならば3時間以上。スマートフォンの充電のみであれば同大の学生数(約5,900人)が充電可能な能力を見込む。
総事業費約1,750万円は、文部科学省の「令和3年度私立学校施設整備費補助金」から「防災機能等強化緊急特別推進事業」の補助を受ける。同大ではこれまでにも地下水を膜ろ過処理して「飲料水」基準の水を確保するシステムの導入や地域向け防災講座・イベントなど、防災・減災に関する取り組みを実践。キャンパスのある市川市とは包括協定も締結している。
自然を楽しむ体験活動(つくし野ビオトーププロジェクト2021年12月)
冬至目前の12月18日。つくし野ビオトーププロジェクトの集合場所となっている専用畑の一角は、南側の住宅に遮られて陽が当たらない。だから、寒い。活動が終了した午後3時を過ぎても、前の晩から凍った水槽の氷や畑の霜は溶けないままだった。
つくし野ビオトーププロジェクト2021年最後の定例活動は、そんな専用畑での「畑のお世話~ソラマメの植付・ハクサイの収穫」だが、陽が当たらない畑はとにかく寒い。小池常雄プロジェクトリーダーがソラマメやハクサイについての話を子ども達にしている間は、場所を移しながら少し離れた日向から様子を見せていただいた。
ソラマメもハクサイもプロジェクトではここ数年繰り返し育てている。感染症対策で活動に制限が生じていることもあるが、サツマイモの収穫などを軸に農業体験に取り組み、同じ時期でも収穫する作物があれば植える作物もあるなど育ち方の違いを知る。ただ今年は少しやり方を変えた。
開始前に訪れると既にウネには穴が掘られており「ここに植える」ということが分かるようになっていた。活動もスムーズになるが、どうやら新型コロナウイルスの変異株による感染拡大を懸念して短時間で終わることを考えた対応のよう。スタッフの事前の準備に頭が下がる。
この日参加した子どもは16名。植えたのはソラマメの発芽した苗と乾燥保存させていたマメに水を吸わせた合計500粒ほど。体験には十分な数だ。
その前に行ったハクサイの収穫はこれまた初めて、子どもが自分で丸ごと引き抜いた。これまでは刃物で根本から切っていたが、今回はより安全な方法を選択。結果的にハクサイの根の様子(思っていたより細く短い)が分かって、学び(経験)にはより適切と感じられた。
クリスマス前のエキストラプログラムは、全員で近くの公園(つくし野セントラルパーク)に移動。集めた落ち葉を畑に持ち帰り、たい肥をつくる前のフカフカの落ち葉のプールでダイビングを楽しんだ…ホコリまみれになっちゃうけどね。
学校法人明治大学・学校法人日本学園 系列校化に合意
12月23日、日本学園中学校・高等学校が明治大学の系列校(法人の異なる付属校)になることで基本合意書を締結したと発表。系列校化は令和8(2026)年4月1日からで、校名を明治大学付属世田谷中学校・高等学校に変更するとともに、男女共学校になる。付属高推薦入試は令和11(2029)年度の大学入学生からで、今後は系列校合同会議を設置して詳細を協議する。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除は上記サイト上部の「メルマガ登録解除」を選択してください。