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Posted on 2022年5月03火 in スクールニュース

スクールニュース vol.636


さぁ、今年度も始まった(つくし野ビオトーププロジェクト2022年4月)

4月は天候がよく変わった。23日(土)の天気は数日前から確認していたが、夕方から雨の予報が少しずつ後ろにずれて当日は終日晴れ。雨はすべて翌日に回ってしまった。
入学・進級・転勤・異動。新年度の変化にも慣れて外出は翌週の大型連休に…か分かりかねるが、青空のもと行われたつくし野ビオトーププロジェクト2022年度第1回の定例活動、「さぁ、今年は何やろう?」には、子ども16人を含む38人(スタッフ含む)が集まった。

過去の活動の映像を見せながら、何を経験してもらいたいのか説明する小池リーダー(右)

過去の活動の映像を見せながら、何を経験してもらいたいのか説明する小池リーダー(右)

活動が始まった2005年から支えているのは小池常雄プロジェクトリーダーをはじめとする地域の大人。近年は元参加者の高校生や大学生も加わって、子ども達とその保護者、地域の多世代が集い交流する場にもなってきた。
冒頭、小池リーダーはこれまでの16年で何を考え、どんな活動をしてきたのか、映像を見せながら話す。町田市立つくし野小学校を拠点に始まった自然体験のプロジェクトが地域全体をフィールドとするようになり、この数年は感染症対策の観点から専用畑での活動が多くなっている。
ただ、大規模な住宅地として開発された地域でも「自然を感じることのできる場所がまだまだあることを家族で知ってほしい」と、17年目のプログラムでも考えていることは常に変わらないと、今年度の計画を示しながら説明する。

親子で一緒にタケノコ掘り。タケノコが土の中でどうなっていたか、晩ご飯の話題になっただろうか。そして獲ったタケノコの甘い匂いに誘われてハエがやってくる

親子で一緒にタケノコ掘り。タケノコが土の中でどうなっていたか、晩ご飯の話題になっただろうか。そして獲ったタケノコの甘い匂いに誘われてハエがやってくる

この日の専用畑はエンドウマメやソラマメが葉を茂らせ、一部のキャベツは…トウが立っている。でもプログラムはそこからじゃない。最初の体験はタケノコ掘り。集合場所から徒歩1分。都内で、国道246号がすぐそばを走る住宅街の中で、タケノコ掘り。しかも、参加した誰もが「ここで!」と分かる身近な場所で、できるのだ(もちろん、活動を顧問として支援してくれる中村一幸さんがしっかり手入れしているからではあるけれど)。
タケノコがどう生えてくるのか? どんなふうに大きくなっていくのか? など、本物以上の教材はない。そして土から出ている先端が高くても10cmのタケノコをどうやって獲るのか。中村さんの実演を見て、みんな掘り始める。最初は子どもとお母さんだけじゃできないから、スタッフの力も借りてみんなで掘る。次第に初顔合わせの参加者同士に会話が生まれ、専用畑に戻ってのリーフレタスや茎ブロッコリーは、経験者のやり方を見て真似る。

このまま食卓に並べばいわゆる新タマネギ。タケノコの横に置くとハエの姿が消えた

このまま食卓に並べばいわゆる新タマネギ。タケノコの横に置くとハエの姿が消えた

両手いっぱいの収穫とともに、17年目のワクワクする週末が始まった。

鳥取県 体験的学習活動等休業日を導入

4月21日発表。県立学校26校と鳥取市・琴浦町・南部町の公立学校が「体験的学習活動等休業日」を導入する。2022(令和4)年度は5月2日・6日・11月4日に設定でき、5月2日を含めた学校が多かったことから、県では連休を“Super Golden Week in TOTTOReigion(トットリージョン)”と名付けて、2日に県立図書館や博物館で体験イベントを開催するなど継続していくとしている。
2017(平成29)年9月に一部改正された学校教育法施行令によって新たな休業日を定めることができるようになった。県では児童生徒と保護者が体験的な学習活動などに参加して心身の健全な発達を一層促進する環境の醸成、保護者の有給休暇取得促進、学校休業日の分散化などにつなげるねらいがある。

生駒市 空き家を地域課題解決のために利活用するプロジェクトが始まる

4月25日発表。この4月に開所した民間の学童保育所「東生駒放課後児童クラブ」は、市内で11年間空き家だった住居を転用したもの。所有者は売却を希望して、専門家で構成される「いこま空き家流通促進プラットフォーム」が支援していたものの、構造が複雑なためか2年近くまとまらずにいたという。そこで地域課題解決に向けた活用可能性について市・プラットフォーム対応事業者・空き家所有者が協議。公募型プロポーザルで運営事業者を選定し、転用が決まった。
「いこま空き家流通促進プラットフォーム」は、市が空き家所有者の同意のもとで情報提供した空き家の売却・賃貸などをオーダーメイドで支援して、2018(平成30)年5月の設立以来50件を成約に結び付けているが、市では住宅として引き継ぐ以外の社会的活動に理解のある空き家所有者と社会的活動に取り組む事業者を結び付ける「空き家利活用プロジェクト」を新たに始動。市内に空き家を所有して地域のために安価で賃貸・売却する意向のある人を募集している。

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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