Pages Menu
Categories Menu

Posted on 2015年3月03火 in スクールニュース

スクールニュース vol.99 学校施設環境フォーラム

 

編集部から 学校施設環境フォーラム

 

2月17日、東京都千代田区の学事出版会議室で行われた13回目の学校施設環境フォーラムに参加しました。

今回のテーマは、「学校統合に伴う学校計画」です。東洋大学名誉教授の長澤悟先生が所長を務められている教育環境研究所から、野島直樹主任研究員を講師にお招きしました。教育環境研究所では、平成19年から22年にかけて、和歌山県新宮市の学校統合を伴った学校施設整備のために基本計画を策定し、報告書を作成しました。このプロジェクトを野島様に振り返っていただきました。野島様は新宮市の方々と学校についてのお互いの考えを理解し、共有できるまで話し合いを繰り返したそうで、計画の条件や重要視した点、施設計画のコンセプトといったプロセスから、完成施設の紹介までをしていただきました。

プロジェクトでは、4つの小学校を2つに統合してその施設を1校は改築、もう1校は改修を行うこととなり、特に、改修される校舎が改築校舎同様の教育効果を持つ施設とするためにどうするかが課題となったようです。改修に伴って増築も行われていますが、増築スペースが教室ではなく多目的コーナーなどの共用空間となっているところは、とても興味深く感じました。

また、新宮市は木のまちでもあり、小学校は木質化が積極的に行われています。プロジェクトでは幼稚園の統合(新宮市は、小学校に幼稚園が付属しています)も同時に行われ、木造園舎も建てられました。そのため、話題は木の学校づくりの話に移り、長澤悟先生から、木の学校づくりのためのさまざまな話題を提示していただきました。

たとえば、山で木を切り出す時の寸法を知らずに設計をはじめると、特殊な大きさの材をつくらざるを得ない場合が生じ、結果的に(価格が)高くなる。これは、本当は木材の加工の方法を知らないことが原因だが、木が(高い材料だと)問題視されてしまう。学校が多くあって木を使いたい都市部は木がない(地域が多い)、木のまちは学校が少ない(地域が多い)ので木を使えない。など、試行錯誤と課題の出現を繰り返している現状の一端を説明してくださいました。

IMGP1635

学校施設環境フォーラムでは、このように、学校施設を手掛かりにいろいろな立場の人が集まって、学びあいを行っています。ご関心のある方の参加をお待ちしています。

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除は上記サイト上部の「メルマガ登録解除」を選択してください。