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Posted on 2019年3月15金 in スクールニュース

スクールニュース vol/399

 

2019年度から日本の大学制度に、55年ぶりの新制度がスタート、今年の開学は、2専門職大学、1専門職短期大学

文部科学省は、2017年5月の学校教育法の改正によって、「専門職大学」「専門職短期大学」の創設が決まった。新制度による専門職大学2校、専門職短期大学1校で、2019年4月から開学する。
日本の大学制度は、戦後の大学制度が発足以来、大学自体が大衆化、多様化などしても、短期大学(1964年の法改正)の制度化以外、大学という一つの制度に収まる変化にとどまっていた。
今年開学スタートする3校の専門職大学、専門職短期大学は、新たな種類の大学、短大であり、既存の大学、短大とは、設置基準も異なり、学位も異なる。また、教育課程上も異なる特色を持っている。
この制度がスタートする今年、2019年4月からは、日本の大学制度体系が大学、短大、専門職大学、専門職短大の4種類で構成されることになる。
しかし、このことは、まさに55年ぶりの大改革にかかわらず、社会的に注目度は今一歩ではないか。その理由は、今回の専門職大学、短期大学創設までの経過においてあったのではないかと思われる。「専門職大学」構想は、2011年の中央教育審議会答申「今後の学校教育におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」の中に、高等教育段階における職業教育の充実を目指し、職業教育に特化した「新たな枠組み」を創設しようというものであった。その創設までの紆余曲折についてはまたの機会とするが、この制度の構想は、その背景に専門学校関係者の期待と強い働きかけがあったのも事実である。1975年に制度化された専門学校(専修学校)は、日本の職業教育に大きく貢献してきたとともに、若者たちの高卒後進路の一角を担って、貴重な役割を果たしてきた。しかし、専修(門)学校は学校教育法の1条校と定義されていない。そのため、学位も私学助成の対象にもなっていなかった。この様な制度上の扱いから脱し、名実ともに高等教育段階の職業教育を担う「1条校」入りを果たすことが専修(門)学校関係者の悲願でもあった。また、1条校となれば私学助成の道も開き、学位の授与も可能となり、さらに、留学生の受け入れでも有利となる。
2019年の開校は、2018年第一号として認可された学校法人高知学園「高知リハビリテーション専門職大学」と、同年保留となっていて、今年開校に間に合い認可された学校法人日本教育財団の「国際ファッション専門職大学」、学校法人ヤマザキ学園「ヤマザキ動物看護専門職短期大学」の2大学、1短大にとどまった。その理由は、単位全体を占める1/3の実習科目の到達目標に合う事前の学内実習、学外実習施設、学内外の指導体制、学生の成績評価基準などに問題があったということだ。また、大学に必要な研究や理論教育の不足も問題視された。いづれにしても、大学教育への参入は厳しさが明らかになった。

 

 

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