スクールニュース Vol.642
横浜市立義務教育学校 緑園学園を訪れる機会に、泉区緑園都市の街並みにふれて
横浜市泉区緑園都市の話に入る前に、横浜市立3校目となる同市「義務教育学校 緑園学園」について説明する。義務教育学校は、学校教育制度の多様化と弾力化を推進するため、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う、2016年に制度化された学校だ。その設置の背景には、これまでの日本の義務教育制度、小学校6年間、中学校3年間の学校制度が、現代の子ども達の教育、学習形態に適応しない面もあるのではないかということ。また、いわゆる「中1ギャップ」問題。さらには、少子化に伴う公立学校の設置者独自の取組みとして小中学校9年間の一貫教育校が設置されていることなどを踏まえたこと、などがある。
今回取材させていただいた「横浜市立義務教育学校 緑園学園」は、緑区の「霧が丘学園」、金沢区の「西金沢学園」に続く形で、横浜市が今年度泉区に開校した新しい義務教育学校である。同区に設置されていた緑園西小学校と緑園東小学校を統合して、その校舎は、緑園東小学校地に新増改築・改修して開校した。詳細は弊誌に期待してほしい。
前置きが長くなったが、緑園都市は相模鉄道いづみ野線の開通によって、区画整理造成された緑豊かな街並みであり心地よい風が静かに流れる街だ。近年は、相鉄線の悲願でもあったJRとの相互乗り入れも実現して、渋谷、新宿へも直結することになった。この街を歩いて感じるのは、緑が豊かであるとともに無電柱(地下共同構)であることだ。緑園都市は「元々アメリカのニュージャージー州フェアローシ市のラドバーンをモデルに造られた街のようだ」と教えてくれたのは、緑園学園の野口弘之校長だ。見事なまでの緑の街路樹が続き、地域の人びとなどが育て植えている四季の花々が調和する。私自身ラドバーンは訪れたことはないが、おそらく整えられた瀟洒な街並みと住宅などで構成された街なのであろう。そして、この緑園都市の街並みを維持し続けるための、地域の人びと、住民や、街づくりを推進した相鉄など開発会社などの街づくりに対する思いが、今も強く感じられる。
最後に「食べログ」ではないが、前筆の校長先生に教えていただいた洋生菓子店「ラ・ベルデュール」が牛乳生産者支援も兼ねて販売していた自家製ソフトクリームはソフトクリーム好きの私でも、その美味しさに驚愕した次第だ。取材後訪ねた、大和の知人のため購入したバラ売りクッキーも、知人の奥方や、奥方の友人もよく知っており大変喜ばれたことを報告する。
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