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Posted on 2022年8月06土 in スクールニュース

スクールニュース vol.658


特色ある高等学校づくり
 7月20日、埼玉県は2023(令和5)年度に「県立児玉高等学校」「県立飯能高等学校」の2校を開校すると発表した。ともに「魅力ある県立学校づくり第1期実施方策」に基づく再編で、児玉高校は児玉白楊高校と児玉高校を統合、児玉白楊高の場所に設置する。地域産業を支えグローバル社会で活躍できる人材の育成を基本理念に普通科・農業科・工業科が設置される。7月12日に児玉高が武蔵丘短期大学(学校法人後藤学園)との間で教育活動の活性化を目的に結んだ教育連携協定も新設校に引き継がれる。
 飯能高校は進学を重視した地域と協働する高校を基本理念に飯能高校と飯能南高校が統合、飯能高の場所に設置される。単位制を導入して、生徒1人ひとりが希望進路に沿った学びをできるようにするとともに、飯能市と連携して同市の豊富な観光資源を題材とした探求的な学び、地域課題解決に向けた学習に取り組むとしている。

 7月26日、愛知県は併設型中高一貫教育の導入校を発表した。2025(令和7)年度に併設型中学校を設置する第一次導入校は、明和高校(名古屋地区)、津島高校・半田高校(尾張地区)、刈谷高校(三河地区)の4校で、各校とも1学年2学級(1学級40名)を予定。中高一貫教育の導入には、失敗を恐れずにチャレンジし、創造的に解決する「チェンジ・メーカー」育成のねらいがあり、明和高・半田高・刈谷高ではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の探求的な学びを中学校段階から導入、中学校設置に合わせて国際探究科への学科改編を予定している津島高では、国際交流活動に取り組むとともに、段階的な国際バカロレアの導入を目指す。これらの学校の詳細な教育内容、施設整備、第二次以降の候補校など、引き続き検討を行うとともに、県としての「中高一貫教育導入方針」も検討、年内に公表する予定。

 7月29日、国立大学法人東京工業大学は、東京工業大学附属科学技術高等学校の大岡山キャンパスへの移転・新校舎建設を発表した。移転場所は目黒区大岡山キャンパスの北西端約15,000㎡。高大接続・連携のさらなる深化を目指し、大学の研究室や研究設備へのアクセスを高めた環境で新時代の科学技術教育を実施する。その中ではこれまでの港区に加えて目黒区などとの連携も強化、留学生や研究者との交流による国際性の涵養にも取り組み、グローバルな科学技術リーダーの育成に努めるとしている。移転は2026(令和8)年度を予定していて、来年10月ごろの着工に向けた行政手続きを進めている。

WOOD COLLECTION 2022『JAPAN ReWOOD』開催
 8月24~26日の3日間、東京都港区の都立産業貿易センター浜松町館で、国産木材に特化した展示商談会が開催される。主催は東京都(運営:公益財団法人東京都農林水産振興財団・WOOD COLLECTION 2022『JAPAN ReWOOD』運営事務局)。
 木材活用における全国の川上(木材供給・生産)と首都圏の川下(活用)のマッチング推進が目的で、今年1~2月のオンライン展示会『WOODコレクション(モクコレ)2022』に引き続くもの。展示エリアでは、地方公共団体や林業関係団体、民間企業など65の企業・団体が出展、国産木材を活用した建築資材や家具・雑貨などが紹介される。
 木材の活用は、世界的な木材不足による価格の高騰、脱炭素施策の側面からの需要増など取り巻く環境が大きく変化している。同展では、こうした木材業界の今後を見据えたセミナー・イベント、東京都運営の国産木材魅力発信拠点「MOCTION」特別展示なども予定されている。入場は無料だが来場登録が必要で、セミナーは事前登録制。
 また、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によって開催中止の場合もあると、来場前のHPの確認を求めている。
 公式サイト https://japan-rewood-2022.moction.jp/

株式会社LoiLo 各教科のプログラム発表(共有ノート大研修会)
 8月18・19日の共有ノート大研修会(オンライン)開催を前に、各教科のプログラム内容が7月29日に公開された。これは、同社提供の双方向授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」の新機能「共有ノート」を活用した協働的な授業づくりの研究会。ロイロ認定ティーチャーが講師となって、模擬授業を通した授業での活用法、参加者同士の交流などが予定されている。
 申し込みは8月17日正午までで、翌18日には算数/数学・理科・情報・総合/探求、19日は国語・社会/地歴公民・英語・技能強化(体育・音楽・美術・図工など)が教科ごとに開催される。プログラムの一例は「共有ノートでオリジナル図鑑を作ろう!:理科(小学校教諭)」、「古文・漢文リアルタイム思考共有:国語(中高教諭)」、「シンキングツールと共同編集を効果的に使用した書写:技能教科(小学校教諭:書写)」などで、後日アーカイブ配信も行われることになっている。参加できなかった教科の内容が確認できるだけでなく、同社では同時に「ロイロノート・スクール」「共有ノート」の初心者向けオンライン研修会も開催している(別途申込が必要)。
 研修会の詳細・申込はhttps://help.loilonote.app/–627c60bb83003700230c7651

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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