スクールニュース vol.664
広島市 選択制のデリバリー方式による学校給食の廃止に向けた取組
広島市では、自校調理・給食センター・選択制デリバリーの3方式で提供している市立小中特別支援学校への学校給食について、より充実した提供体制の構築に向けた取組を進めている。将来的に目指すべき方向性は「給食センター方式」を基本に島しょ部や特別支援学校などで「自校調理方式」を継続する形。そのための当面の取組としているのが、選択制のデリバリー方式の早期廃止である。これは市内43中学校の給食で活用されている方式で、生徒の満足度や残食率がほか2方式と異なることがアンケートから明らかになっていた。
そこで、2022(令和4)年度は五日市地区学校給食センターからの受配校拡大とデリバリー給食のランチボックス方式から食缶方式への切り替えを実施。この切り替えが、夏休み明けの8月26日から9月1日にかけて、市内の5校で順次開始される。広島市教育委員会では10月にもこの5校の生徒と保護者にアンケート調査を行い、その効果を確認する予定。
また、2023(令和5)年度以降は自校調理場からの親子方式化、食缶方式の拡大、給食センターの拡張建替えなどに取り組み、おおむね5年以内での選択制デリバリー方式の廃止を目指す。
相模原市 子どもが本に触れる、学びに活かす機会を拡大
9月から、「子ども読書資料循環制度」「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を開始すると8月24日に発表した。
子ども読書資料循環制度は、認定こども園や児童クラブ、児童相談所など市内120の子ども関連施設を、1セット30冊程度の「おすすめ児童書セット」(選書は図書館スタッフ)が2か月ごとに循環する制度。セットの組み合わせはおよそ50通りを用意して、子どもがより多くの本に出会い、気軽に本に触れる機会をつくることが狙い。
小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供は、児童生徒が持つ端末で電子書籍を利用できるサービス。学校・図書館が連携して取り組むため市立小中学校・義務教育学校の生徒は申請手続きも不要。学校での学習、家庭学習で電子書籍も活用してもらうことが狙いで、このサービスは利用申請をすれば一般の人も利用できる(市内在住・在勤・在学で図書館の貸出券所有者に限る)。サービス提供・利用申請ともに9月1日から。

株式会社LoiLo 研修会の全授業動画を公開
8月18・19日にオンラインで開催された共有ノート大研修会は、53名のロイロ認定ティーチャーが講師となって、およそ3,000名の参加者(主催者発表)に対し、実践紹介・模擬授業が展開された。
同社は8月24日、研修会のすべての授業動画をWebページ(下記アドレス)で公開したと発表。参加者限定の機能も一部あるが、すべての動画を無料で視聴することができる。
[動画まとめページ]https://help.loilonote.app/–627c60bb83003700230c7651
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除はサイト上部の「メルマガ登録/解除」を選択してください