スクールニュース vol.667
東京都品川区立鮫浜小学校を取材
品川区立鮫浜小学校の新校舎が完成したので、品川区教育委員会と同校のご協力により、この新しい学びの環境を取材する機会をいただき、訪問した。
私事になってしまうが、日々の通勤に「品川」駅から京急線を使っている。そのため、以前に弊誌で紹介した品川区立城南小学校(最寄り駅:青物横丁など)、その先の「鮫洲」駅と「立会川」駅の間にある鮫浜小学校は、通勤電車の中から建築経過が見え、工事経過は分かっていた。
どちらも旧東海道がはしる密集地の中にある狭あい地という条件で改築が行われ、見事に完成したのである。鮫浜小学校も146年という区内の学校でも指折りの歴史を持ち、地域はその学校を支えてきた。近年は周囲に大型マンション(旧運河側)も開発されて人口が増え、今年度は高学年(5、6年生)が1学級ずつに対して、4年生が2学級、3・2・1年生は3学級と学年が下るほどに増えている。品川区が実施している学校選択制によって、新校舎に期待が集まっていることも考えられるだろうか。

学校名の鮫浜の名が少々珍しいと思い、由来を尋ねてみた。校長先生の話によると、同校の東側にある運河地区が鮫浜と呼ばれる海岸だったとのことで、勝手な推測だが、おそらく鮫がきていたのであろう。また、京急線の駅にある「鮫洲」の名もこれに由来するようだ。旧東海道に由来するものをはじめ歴史的な史跡も多く残っているが、多くの人(特に都民)にとっては、警視庁の鮫洲運転免許試験場で知られているのではないだろうか。
鮫浜小学校に話を戻すと、驚くのは京急線の高架下もグラウンド(一部)になっていること。城南小学校はすぐ横をはしっていたが、ここでは電車がグラウンドの上をはしる。大変珍しい例で、日本もう1校あると副校長先生が説明してくれた(福岡市立宮竹中学校もグラウンドを新幹線の高架がはしっている)。校内をぐるりと拝見し、変形の狭あい地で行った改築である。およそ4年間を費やす難しい工事であったと想像がついた。

ケイミュー株式会社 セメント質感を生かしたSOLIDOにシリーズに外壁材「SOLIDO typeF facade」をラインナップ
住まいの外まわりを提供する外装建材メーカーのケイミューは、セメントの質感を生かした外壁材「SOLIDO typeF facade」を発売した。同社のSOLIDOシリーズは、セメントの質感を生かしながら一枚として同じものがないことが魅力。中でもtypeFシリーズの「SOLIDO typeF coffee」や「SOLIDO typeF shirasu」は、基本モジュールが455×3030mmと大判でありながらフラットに仕上げることができ、その質感やサイズ感を外壁材としても使いたいという声が寄せられていたという。
そうした要望に応えたのが、今回発表の「SOLIDO typeF facade」である。吟味した材料に高温高圧の蒸気を加えて養生することにより、風雨にたえる外壁材が誕生した。

また、ケイミューでは「SOLIDO typeF facade」の開発にあたり、その土地にある自然素材を取り込んで築かれてきた日本の原風景と調和する建材にチャレンジ。硬化する際にセメントから湧き出す白華(エフロレッセンス)をあえて抑えないことで、工業製品でありながら自然な風合いを感じる仕上がりになっている。白華を帯びたセメント素材は、光や影、緑と心地よく調和し、暮らしの背景として街並みに馴染むだけでなく、内装材としても使用できるので、同じ素材で室内まで緩やかにつなぐこともできる。
再生材料も積極的に活用し、労働力不足に配慮して省施工な金具工法を採用した。そして循環型社会実現のため、将来的な建物解体時の分別回収も想定、回収された建材を資源として新たな建材の材料とすることも考えられている。

詳細などお問い合わせは、ケイミュー株式会社 お客様ご相談窓口:0570-005-611
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