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Posted on 2014年7月28月 in スクールニュース

スクールニュースvol.38 編集部から

 

カブトムシ相撲大会つくし野場所

7月26日、「つくし野ビオトーププロジェクト」が、町田市立つくし野小学校にて「カブトムシ相撲大会つくし野場所」を開催した。今場所は町田市立鶴川第二小学校からやって来た4のカブトムシとこれを迎え撃つつくし野の26のカブトムシ、合計30によって熱戦が繰り広げられた。子どもたちに自然体験を通して環境の大切さとその力を伝えている「つくし野ビオトーププロジェクト」は、このカブトムシ相撲がきっかけともいえるプロジェクトで初年度の活動から毎年続けている内容である。今年で9回目となり地域に根付いた催しだ。この時期には全国で見られる夏の風物詩を環境教育の1つの方法とする取組みとして取材した。

カブトムシ相撲は中央の蜜場をめぐる2頭の争いをルール化したもので、相手の脚をすべて土俵から離すか、蜜場を一定時間確保すれば勝ち。勝ち抜き戦ではベスト8や3位決定戦での兄弟対決など会場が盛り上がる取組みもみられた。トーナメント以外にも早登りタイムトライアルや体重選手権なども用意しており、残念ながら早期敗退してしまったカブトムシにも楽しめるいろいろなチャレンジが揃えられていた。決勝戦はつくし野小対鶴川二小となり、今年はつくし野小児童のカブトムシが優勝した。実は昨年も同じ形になり、このときは鶴川二小児童のカブトムシが優勝している。2校の地域はカブトムシ相撲が盛んで、毎年開いている「場所」ではお互いに遠征したカブトムシが好成績を上げるなど好敵手としてしのぎをけずっている。今週末には鶴川第二小学校でも開催されるそうだ。

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カブトムシ相撲を通してプロジェクトが子どもたちに伝えようとしているのは「生命」である。カブトムシとその飼育を通して、カブトムシも人も同じ地球に生きる「生命」であること。そしてさまざまな「生命」が一緒に生きているのがこの地球であり、「ともに生きる」ために私たちは何をするべきなのか考えよう、行動しよう、がメッセージとして込められている。

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今年は昨年と比べてもカブトムシが角を使って投げ飛ばすいわゆる「一本勝ち」が多かった。一本勝ちが多いとそれだけで会場は盛り上がる。しかし、投げ飛ばされたカブトムシによる「逃亡」は見られず、子どもたちも勝負に集中することができたのではないだろうか。

 

つくし野ビオトーププロジェクトホームページ(http://biotop-project.blogspot.jp/