子ども達をケガから守る、木質スポーツ床材。ささくれ抑制機能木製床「ササクレス」(空知単板工業)
企業ニュース vol.83
子ども達の健やかな心身の育成の場となる体育館などの屋内運動場。近年では、学校体育館は、災害時には地域避難所としての役割も担っている。さらに熱中症対策や、防災拠点としての良好な環境整備の視点から冷暖房設備を備えるケースも増えるなど高機能化が進んでいる。また、学校は地域の財産として施設の地域開放を行っていることが大変多くなっており、中でも体育館は地域のスポーツ文化を支える施設として多様なニーズに応えている。子ども達だけでなく、多くの利用者にとって、安全で快適な機能が求められている。
体育館の床材には、汎用性の高さから木製床が普及している。これは、シート床材等と比較して、木という素材が呼吸をして調湿機能を発揮する他、次のような様々な利点があるからである。
木製床材の特徴としては、
○適度な湿度を保ちながら、環境改善を行う
○優れた断熱性と、高い衝撃安全性
○目にやさしく、心地よい音環境
○木のぬくもりが気持ちを和ませること
などがあげられる。
優れた調湿性能や断熱性はもちろん、木という自然素材が持つ“あたたかみ“や“ぬくもり”を、目で見て、香りを感じ、肌に触れたりすることが、子ども達の豊かな心身の成長つながる点が、大きな特徴であるといえるだろう。
様々な特徴から愛される木製床であるが、近年、暖房の利用等々に伴う温度、湿度の変化による乾燥や、塗装された表面塗膜と床板木部の強度バランス、老朽化など様々な要因から、小さな“ささくれ”が発生してしまうことがある。この状態で運動をしていると、利用者の衣服にささくれが引っかかるなどして“ささくれ”が大きくなり、剥離して木片となって、負傷事故につながる事例も起きている。この課題に対しては、適切な温度、湿度を保ち室内環境を整え、定期的な日常点検・メンテナンスを行うことが有効である。
空知単板工業が、この問題解決のために研究・開発したスポーツ床材が、床材の負傷事故の抑制・回避につながる『ササクレス』である。
『ササクレス』は、木製床板側面に特殊樹脂塗膜を備えていることが特徴で、ささくれ(木部破断)の発生を激減させ、木製床の安全性を高めた製品。また、屋内運動施設においては、施工や維持管理を含めた導入・使用に際して特別な工夫や変更、手間やコストがかかるものではないため、従来の木製床材を備えた運動施設と同様の維持管理を行うことが可能だ。その高い機能性、効果から多くの採用実績が生まれている。
子ども達、そして地域の人びとが利用する学校体育館で、木のぬくもりを感じながら誰もが安全に運動できるため、床材の損傷・事故の抑制に効果的な『ササクレス』の普及を期待したい。

問い合わせ先:空知単板工業株式会社
TEL:0125-54-4330
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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