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Posted on 2017年4月13木 in 安全対策(耐震補強改修・災害・防災等), 教育施設便覧

避難所生活の最難題「トイレ不足」を解消【防災貯留型仮設トイレシステム】

 

避難所生活の最難題「トイレ不足」を解消し、被災者の健康を守る

地震や台風、水害などの災害時に避難所へ避難所生活を強いられた被災者にとって最も切実なのは実はトイレの問題。避難所の不自由な生活の中で、清潔、快適なトイレを確保できるか否かは、被災者の健康にも重大な影響を与える。防災貯留型仮設トイレシステムは阪神大震災後、神戸市と共同で被災者へのアンケート調査等から得られた教訓から開発を行い、神戸市を皮切りに現在1,000 校を超える学校等に整備された塩ビ管を利用したマンホールトイレで、災害への備えの提案を行って整えています。

● 下水道本管直結式
防災貯留型仮設トイレシステムの最大の特徴は下水道本管直結式で有り、且つ貯留型であること。既設の下水道ライフラインの機能を活用することで整備コストを押さえており、下水道本管との間に貯留装置(貯留弁)を設けることで、災害時に下水道本管に異常が無い場合はそのまま放流し下水道の機能を活用。万が一下水道本管が破損している場合でも、汚水を貯留してトイレを使い続けることができる仕組みである。特長は
① 1システムあたり、トイレ数5基(標準基数)に対応。
② 下水道管路に直接接続することで、設置整備費を縮減することが可能である。
③ 予め管路に貯留水として井戸水、川の水、プール等を使用前に水を溜めることで汚物の臭気発生を抑制 し、衛生面・環境面においても優れている。
④ 貯留槽のゲートを開くと、水勢で汚物を一気に本管まで流すことが出来るため、汚物の堆積、滞留が起こりにくい。
⑤ 災害時に下水道管路が破損した場合は、貯留機能があるため継続使用が可能(1回/日程度バキュームカーで収集が可能)。配車の遅れなどで万が一貯留量が限界に達しても、貯留弁の中に組み込まれた仕切弁からオーバーフロー(放流)させる仕組みがあり、長期間使用が可能
⑥ 上部構造物であるトイレの種類、形状を選ばないため、災害時にトイレの確保が容易である。
⑦ 軟弱地盤地は液状化対策に実績のあるリブパイプで管路の浮上防止を図る事が容易である。 これらの特長を活かして、避難所の機能強化に貢献するシステムである。

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積水化学工業(株)
環境・ライフラインカンパニー 管材事業部
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