エクステリア×ガーデンエキシビジョン2023開催
スクールニュース vol.711
2023年4月13日(木)、14日(金)、幕張メッセホール4・5・6において、「エクステリア×ガーデンエキシビジョン2023」が開催された。

「エクステリア×ガーデンエキシビジョン2023」は、16回目を迎える今回、これまでのエクステリアエキシビジョンから、名称を変更し、新たなスタートをきった。今回の展示会のテーマは、“需要創造への最新トレンド発信!”である。国内では、中長期的にも新設住宅着工戸数の減少が見込まれる中、エクステリア業界において、住宅、非住宅、リフォーム事業、ビル事業に関わらず、建物と外構の付加価値提案がますます重要となってくる。このような市場背景を受けて、同展示会ではこれまでも好評であったエクステリア業界のトレンドやビジネスモデルを公開する11のセミナーを開催した。中でも、注目の講演は、1日目の前福岡大学工学部建築学科 教授 古賀一八氏による「各種災害に対応するブロック塀」をテーマとした講演である。建築構造・材料・建築防災、建築防災学を専門とする同氏は、これまでに阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など、多数の大規模地震の被災現場で重ねてきた現地調査の検証をもとに、災害に強い建築技術の確立を目指し、耐震効果の高い外壁材や不燃建材の開発に携わってきている。研究を重ねてきた同氏の、地震や洪水など災害から命を守るブロック塀についての提言など、貴重な講演内容となった。
また、主催者合同テーマ展示として、見て!触れて!体験“EXG Lab(ラボ)”防災・減災アドバンスも開催。世界的に異常気象が進み、豪雨や暴風雨などの自然災害が増える中、エクステリア業界にも求められる防災・減災にスポットをあてた企画展示である。体験型展示や正しい施工の点検方法を、実演を交えながら紹介するものとなった。
「エクステリア×ガーデンエキシビジョン」は、新型コロナ感染拡大の影響による2020年、2021年の開催中止を経て、昨年復活、2022年は8,019名の参加者が集まった。今年は、1日目5,384名、2日目5,333名、合わせて10,717名と大幅な来場者の増加があり、会場となった幕張メッセは大変なにぎわいで、活気あふれる展示会が戻ってきた。来年のますますの盛況を期待したい。

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