オカムラグランドフェア2023 記者発表会を開催/株式会社オカムラ
企業ニュース vol.84
11月7日(月)、株式会社オカムラは、オカムラグランドフェア2023 記者発表会・記者内覧会を開催した。発表会では、はじめに同社代表取締役 社長執行役員の中村雅行氏が挨拶、市場の動向、未来に向けてのビジョンなど思いを語った。中村氏挨拶の後、上席執行役員 オフィス環境事業本部 マーケティング本部長の荒川和巳氏から、今回発表した新製品について紹介。その後、参加者は2つのグループに分かれ、ショールーム内の新製品の見学ツアーが行われた。

フェアのコンセプトは、「ぶつけろ、本音。組織を超えてハートビートするチームへ。Heart Beat Office」。これは、同じ目的に向けてチャレンジする同僚との関係性を探求して、本音で語り、響き合うチームをつくるための環境づくりを目指したもの。このコンセプトを元に、チームの結束力を高めてチーム内外と交流を生み出す家具シリーズ「WORK VILLA」、環境に配慮した素材を使用したオフィスチェア「Potam」、ワークブース「TELECUBE by OKAMURA」等を発表した。
今回注目したのは、同社が森林整備の際に発生する未利用材を新しいマテリアルとして製品に活用する取組み。これは、森林整備に伴い発生する不要な樹木や切り捨て材のうち未使用の材である「未利用材」を資源として回収して、チップ化・成型することで製品にするもの。未利用材の利用は、森林整備への寄与とともに、災害時の流木による災害被害の防止、資源の持続可能な利用促進など、取組みの意義は大きい。すでに発売しているクリエイティブファニチュア「SPRINT(スプリント)」のテーブルの天板として未利用材を使用した天板をラインナップし発売する。学校用家具「SCHOLAR fit(スカラーフィット)」にも展開していく予定。完成した天板は、エッジを柔らかくして縁材がないためチップになった木の風合いを直に感じることができるデザインとなっており魅力的だ。オカムラの未利用材を活かすプロジェクトの詳細については、ぜひウェブサイトを参照してもらいたい。https://www.okamura.co.jp/product/untapped_wood_furniture/

ツアーの最後に待っていたのは、『203X 働き方開花』の展示エリア。
ここでは、オカムラが考える、未来の働き方を参加者に提案した。働き方の制約から解放された未来で、進化した働き方はどのようなものになるのか。203X年に、自分自身を発揮し、互いを尊重しあう、働くことを最大限に楽しめる未来とは。1/1スケールでアバターを投影しコミュニケーションを図ることのできる「メタブース」、集中とリラックスを行き来する「フローカプセル」、人数や作業内容によって部屋のサイズを調整可能な「スペースクリエイター」、リアルの姿とアバターの姿を同時に映し出す「グリーティングミラー」など、多様な未来の働き方環境も展示した。発表された家具だけでなく、これからの未来をいかに働いていくか、どのような社会で、どのような働き方が可能か。参加者に新しい提案を投げかけるオカムラの発表会となった。
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