スクールニュース vol.271
農林水産省・国土交通省 3階建木造校舎建設の促進を明記
6月16日、木促法に基づき農林水産大臣と国土交通大臣が策定する「公共建築物における木材の利用に関する基本方針」の変更を発表した。新たな方針では、「第2 公共建築物における木材の利用の促進のための施策に関する基本的事項 の 3 積極的に木造化を促進する公共建築物の範囲」において、3階建木造校舎や延べ面積3,000㎡を超える木造建築物が建築可能となったことを踏まえ、積極的に木造化を促進することが明記された。このほか、CLTの活用、法施工後の取組状況などを踏まえた、国による優良事例のとりまとめ、木造の耐用年数は適切な劣化対策によって長期利用が可能となることを考慮することなども明記された。
広島県 「『学びの変革』を先導的に実践する学校」の基本設計
6月15日に発表。県の教育水準向上牽引を目的に、平成31(2019)年4月に大崎上島町での開校を目指している全寮制の併設型中高一貫教育校の設計が概ねまとまる。設計はシーラカンスアンドアソシエイツと土井一秀建築設計事務所の設計共同体。「様々な世代や世界の背景の垣根を越えた、多様なアクティビティに満ちた『学びの場』」をコンセプトに、敷地を学習・生活・地域交流・スポーツの4つのゾーンに分けて計画。小さな建築の集合で屋内外をつなぐとともに多様なスペースを連続させて、様々な活動が面的に展開することを考えているという。工事は4期に分けて、まずは開校に必要な施設を先行的に整備、以降は生徒増に合わせて順次整備を行い、建築にかかる費用はおよそ50億円とみている。
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