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Posted on 2017年12月29金 in スクールニュース

スクールニュース vol.314 編集部から 体験が力となって生きるとき(つくし野ビオトーププロジェクトシーズンXII 12月)

 

北海道赤レンガ建築賞
12月27日、30回目となる同賞の選考結果が発表された。32件の応募作品から松前町立松前中学校が平成29年度の赤レンガ建築賞に選出された。設計は象設計集団で、竣工は平成27(2015)年。また、奨励賞に訓子府町幼保連携型認定こども園わくわく園と恵庭市生涯学習施設かしわのもりの2件が選出された。受賞施設はすべて木造平屋建てである。

 

つくし野ビオトーププロジェクト12月の定例活動「畑にソラマメの種をまこう!」
好天のもと3か月ぶりに予定通り(9日)の開催となった。10月(正確には11月)の活動で準備した発芽済みのソラマメを鉢に植えて苗をつくり、それを植える予定だったが、育成がうまくいかなかったそう。そこでタネ(マメ)を畑のウネに直接まくのが今回のプロジェクト。
畑で冬を越す作物を確認するため、およそ20人の親子が参加した。
本ニュースの視点では、この日メインイベントとなったのは最初の小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)の話。ソラマメの植え方などを説明した後に彼が取り出したのは、数十年ぶりに目にしたあの白い悪魔。そう、通信添削のテスト問題である。

テストの解説を始める小池さん。答えは現場(畑)にある

テストの解説を始める小池さん。答えは現場(畑)にある

これまで、そのときのテーマに関連して数々のクイズを出してきた小池さん。今回のクイズをこのテスト問題からの出題かと思いきや、解説を始めた。プロジェクトへの参加を続けている3年生児童の保護者から寄せられた情報だそうで、畑での実体験が学びにも生きることを説明してくれた。
問いは農業に関する内容。作付けのスケジュールや農業用の機械の写真から分かることを選ばせる問題だった。写真をみて正しい機能を説明することは、都市の子どもにとって暗記内容だ。しかし、プロジェクトで活動している子ども達は(一部ではあっても)本物を見、場合によっては触った経験もあり、忘れるという類の話ではない。「これは直接すぎる例ではあるけれど、この活動が他で活きることもあると伝えたかった」とは小池さん。個人的にもこんな話であれば、数十年ぶりの白い悪魔との遭遇もまだ落ち着いて受け止めることができる。

ソラマメのオハグロを下に向けて植えていく

ソラマメのオハグロを下に向けて植えていく

さて、植える作物はソラマメのみと時間のかかるものではなかったので、その後、場所を変えて子どもたちはたき火を使った調理を体験。収穫した作物などを炎で調理し、食べる。炎の体験でもあるので、便利な点と危ない点を小池さんは何度も説明する。
つくし野に吹く風はもう十分に冷たいが、ビオトーププロジェクトではあたたかな一時が過ぎていった。

炙っているのは…マシュマロ。ネジリパンも!

炙っているのは…マシュマロ。ネジリパンも!

 

 

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