スクールニュース vol.349
文部科学省ほか 大阪府北部を資源とする地震について
大阪府北部を震源に18日午前7時58分に発生、最大震度6弱を記録した地震の被害について、文部科学省による21日14時現在の被害情報。
人的被害は大阪府内の幼稚園で軽傷1人、小学校で死亡1人、軽傷21人、中学校で重傷2人、軽傷20人、高校で軽傷12人、特別支援学校で軽傷2人、大学で重傷1人、軽傷12人、専門学校などで重傷1人、軽傷13人発生。これは、自宅も含めた児童生徒等の人数で、教職員等では大学に軽傷3人、社会教育施設等に軽傷1人がいる。
物的被害をみると、滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良の5府県に岡山県も加わって6府県の1,100件に拡大。このうち学校施設(国公私立)は、100幼稚園、373小学校、208中学校、義務教育学校1校、144高等学校、23特別支援学校、17大学、3短期大学、69専門学校各種学校、大学共同利用共同研究拠点1、その他施設2、の941件で発生。壁のひび割れや天井の破損などが起きている。
休校は大阪府と京都府の7校、短縮授業も59校で21日も続いており、大阪府内の121校と社会体育施設7施設が避難所となっている。
高槻市で起きた小学校のプール壁倒壊を受けて、文部科学省は19日にブロック塀等の安全点検等について取組みを促す通知を各都道府県教育委員会等に発出した。国土交通省からも、塀の安全対策を学校設置者が行う安全対策に連携して対応する要請が出ている。そして、この地震の前日には群馬県南部でも震度5弱が観測された。新聞報道などによると早い学校設置者では18日の午後から、学校施設や通学路のブロック塀や危険個所について点検を開始、取組は全国に広がっている。大阪市では小学校1校で危険な状況を確認、関連カ所を立ち入り禁止としたことを発表している。
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