スクールニュース vol.376
工学院大学附属中学校・高等学校 学びのプロセス全体をサポートする空間「Fabスペース」
2018年4月、工学院大学附属中学校・高等学校の図書館に「Fabスペース」が開設。新しい学びのスペースは多くの生徒で賑わっている。
Fabスペースは、3Dプリンターやプログラミングなど、デジタルテクノロジーを活用したものづくりを通して、「自ら学ぶ力」を育む場として誕生した。Fabスペース設立を発案した同校の司書教諭有山先生によると、同校のFabスペースの特徴は、デジタルものづくりを行うだけの場所ではなく、そこで収集した情報、学んだ知識を形としてアウトプットし、試行錯誤を繰り返すことで学びを頭の中でなく深いレベルで身体に浸透させていくことが重要であるという。情報収集の場である図書館に、情報活用を促すFabスペースを取りいれることが“学びのエコシステム”を構築するとのこと。
Fabスペースには、小型で扱いやすい3Dプリンターを4台設置しているほか、貸出し用のノート型パソコン(70台)やipad(50台)も多数揃えている。スペース内では、もちろん校内無線LANを利用することができる。
書籍案内 前秦野市長 古谷よしゆき「異議あり!」
秦野市前市長古谷よしゆき氏の著作「異議あり!」が12月10に発売される。同書は、公共施設再配置計画を中心に、古谷氏が12年の在職中取り組んできた改革について紹介したもの。古谷氏は、秦野市長を3期12年勤め、就任当初から市民本位の行政改革を一貫して提唱、公共施設再配置や、公民連携を積極的に推進してきた。全国に先駆け、市役所内にコンビニを設置するなど、商店を経営してきた経験を生かし前例にとらわれない発想とリーダーシップで、市政に結果を出してきた古谷氏。氏の人情味あふれるエピソードも盛り込まれるなど、市政における取組み、回顧録としてのみならず、多くの改革を断行してきた古谷氏の魅力もわかる一冊である。
発売元:PHPエディターズグループ 単行本(ソフトカバー160ページ)1,200円(税抜き)
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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