スクールニュース vol.380
教育環境研究所(所長:長澤 悟氏)30周年記念 イベントに参加して想う
昨日、12月11日(火)、長澤 悟先生(元東洋大学教授)が研究所長の教育環境研究所設立30周年記念イベントに参加させていただいた。所長の長澤 悟先生は、ご存知の通り全国の学校づくりに携わりながら、一貫してわが国の教育と施設のあり方を問い続けてきた日本の代表的な学校建築の研究者の1人でもある。
先生は、東京大学の学校建築計画の泰斗でもある故吉武 泰水先生の研究室で学んだ方である。今回の長澤先生の記念講演でも、故吉武先生や当時の財団法人 21世紀教育の会会長富井セツ先生、元首都大学東京の長倉康彦先生など、わが国の学校建築のあり方を半世紀前の草創期から支えてきた研究者のお名前を上げられ、現在の学校建築計画の今があると語っておられた。こうしたお話の中で、私が忘れることのできないのは、21世紀教育の会の専務理事を務めていた亀田 桂子先生である。実は、私がある出版社の立ち上げに参加し、新たな出版物を検討していた時に長倉先生のご紹介で、現在の筑波大学の文京キャンパス内に所在した同会、亀田先生にお会いした。その時、学校施設にはあまり興味がなかった私に対しての第一声が、まずは、会員になって、ハード、ソフト面から学校教育や学校建築を学びなさいと云われた言葉から、東京大学の長澤先生を紹介いただいた。また、同時に、上野先生、吉村先生など多くの若手学校建築研究者もご紹介していただき、月刊スクールアメニティを創刊した。当誌も、はや約35年以上の歳月が流れた。また、同講演で故吉武先生の言葉として「学校は教育施設ではない」との言葉が印象深かった。
今回の記念イベントには、約200名近い学校建築に関する方々の参加があった。
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