スクールニュース vol.382
第4回RA活動報告会
12月13日、東京・秋葉原のUDXカンファレンス(秋葉原UDX6階)で4回目のRA活動報告会が開催、28の学生寮のRAの発表を聞くために、大学や企業の関係者が170名以上集まった。主催は株式会社共立メンテナンス。
RAとはResident Assistantの略で、寮で生活する学生を支援する学生寮のリーダー。近年は多様な背景を持つ学生の集まる環境の学生寮を教育寮とみて、学生の相互理解・交流の機会と考えられるようになってきた。学生の学びや経験を積む機会づくりのみならず、留学生の落ち着いた生活のための支援など、すべての寮生が寮で生活することを活かすために、中心となって活動することがRAに求められている。
こうしたRA同士の交流、さらには、外部との意見交換の機会として設けられたのがこのRA活動報告会である。
報告会はまず、代表となった3つの寮が活動内容のプレゼンテーションそれぞれ15分程度行い、所属する大学の職員による講評が続いた。
その後、ポスターセッションが行われ、先に発表した3寮も含めて学生と参加者が直接意見交換をする時間が設けられた。日頃の声かけの工夫や留学生支援をどのように行っているのかなど、活動してきたことを熱心に語る学生に、参加者も様々な質問を投げかけていた。
工学院大学 K×Kプロジェクト第2段は体育授業用具倉庫
工学院大学八王子キャンパスで、学生がキャンパス内に点在する老朽化した倉庫を建替えるK×Kプロジェクトが進んでいる。工学院大学では、プロジェクトを学びの機会ととらえ、さらには多摩産材を活用した木造建築にすることで、学生が建築のプロセス、地産地消、さらには木造建築について知識を深める貴重な機会としていることは特長といえる。参加している学生は建築学部生が中心になって活動している学生プロジェクト「WA-K.pro」所属の1・2年生およそ15人が中心となっている。
取組むにあたって、工学院大学では株式会社結設計室ならびに株式会社東京チェンソーズと10年間の間伐材購入協定を締結した。そして、学生は結設計室からは木造建築・設計の指導を受け、東京チェンソーズからは林業・製材業の現場とともに木を教わった。設計だけでなく施工に際しても土壁用の土づくりや塗りなどを参加・体験している。
昨年は硬式野球部の倉庫を建替え、今年は体育授業用具倉庫に取組み、11月30日に竣工式が行われた。来年度、プロジェクトでは大学の八王子キャンパスに隣接する附属中学校・高等学校の倉庫を建設する計画である。
竣工式の様子など詳細は工学院大学HP(https://www.kogakuin.ac.jp/)参照(12月17日発表:工学院大学建築学部の学生たちが、地産地消ものづくりで倉庫を製作)。
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