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Posted on 2019年1月08火 in スクールニュース

スクールニュース vol.385

 

編集部より

あけましておめでとうございます。
本年もスクールニュースをどうぞよろしくお願いいたします。

本年第1回目は、編集部記者が参加している「つくし野ビオトーププロジェクト」の活動報告からです。


 

やってはいけないはずだけど(つくし野ビオトーププロジェクト2018年12月)

2018年12月8日、つくし野ビオトーププロジェクトは、12月の定例活動「ソラマメの種を植えよう!」を行った。昨年は5月下旬に収穫したソラマメの実。これをサヤから取り出し乾燥させた状態で保管しておく。植える時期を決めてから数日水に浸して、眠っていたソラマメを覚醒、発芽まで事前に導いておくのだが、小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)によるとこれがなかなか難しい(詳細はプロジェクトブログ参照)。そのため、水に浸したものの発芽はまだというものもあわせた2種類を植えていた。

畑で何が育っているのか、それがどのような状況にあるのか、などを説明する小池リーダー

畑で何が育っているのか、それがどのような状況にあるのか、などを説明する小池リーダー

このソラマメは前回の活動で植えたタマネギやサヤエンドウとともに、厳しい冬を小さな姿で過ごし、来年の春には新たな実りをもたらしてくれる。
一方畑には、10月の活動で植えたキャベツ・ハクサイ・ブロッコリーなどが順調に育っている。食べ頃に育ったコマツナやミニダイコンなどは子ども達が収穫。根についたままの土は落とそうと言って聞かせる小池リーダーの声もいつも通りの光景だ。
活動案内がシンプルなときは、サプライズやお楽しみを期待できるつくし野ビオトーププロジェクト。プロジェクトで使っている畑の隣、顧問の中村一幸さんが育てている麦の「麦踏をやろう」が最初のお楽しみだ。「ウネをまたがない」「後ろの○○の芽に注意して」など、畑の活動は注意が多いが、そのやってはいけないことを「やっていい」のがこの麦踏。麦の栽培では寒い季節を前に行われるが、いまや目にする機会は少なくなり、もはや都市部では珍しい光景といえるのではないか。
「本当に踏んでいいの?」と恐る恐る横歩きを始める前をどんどん進んでいく中村さんを見て、次第に遠慮がなくなってくる。しかし、今にも走りそうな子を見つけると中村さんはどうして踏むのか丁寧に説明をして、子どもたちを止める。繰り返しているうちに、すべての麦が踏まれていた。

最初は少しずつ、恐る恐る麦を踏んでいく

最初は少しずつ、恐る恐る麦を踏んでいく

次のお楽しみは、焚き火。寒さの中で冷え切った体を暖めようと準備されたありがたいサプライズだ。マシュマロに軽く焼き目を入れたり、あたたかいお茶やコーヒーが用意されたりする中、曇り空のもと一際鮮やかに黄色く輝いているのが午前中からの準備でつくられた焼き芋。前回の活動で収穫されたものである。
低温で長時間火が通された焼き芋(安納芋)はトロットロに溶けかかり、これもまた新たな体験。自宅から歩ける距離の畑で、種まきや収穫など一部を自分も体験しながら、作っている人の顔が分かる作物を食べる。これも地産地消だなぁと今さらながらに気がついた。

トロトロに溶けた案納芋

トロトロに溶けた案納芋

 

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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