スクールニュース vol.390
深谷市 旧市立小学校体育館、マイナス価格で落札
ねぎのまち、そしてレンガのまちでも知られる埼玉県北部にある深谷市。
同市は、1984年3月末で廃校となった旧市立中瀬小学校の体育館について、同体育館の解体と敷地用地を住宅に限定することを条件にマイナス入札を実施することにしていた。市は、これまで2度、旧体育館の住宅活用を条件に約1,780万円の予定価格で一般入札にかけたが、応札がなかった。このままでは買い手がつかないと判断し、旧体育館を解体して更地活用することを決定。市が執行するには費用も時間もかかるため、民間事業者の負担を軽減して応札を促すマイナス入札にすることにした。
入札の予定価格は、マイナス約1,340万円で落札者が体育館を解体して、土地を住宅用地に整備し、住宅を建てることを条件に一般入札に変更した。同市はマイナス落札となっても、市の人口増が見込まれることと、10年の固定資産税と市民税の試算で約1,700万円の増収となるとみている。
結果として、マイナス予定価格で入札を実施、マイナス795万円で落札されたと発表した。落札者は、深谷市の食品加工会社マルコーフーズ、代表取締役社長村岡守氏。0円未満での落札は、全国初となる。落札額795万円は、深谷市が負担する。
鋸南町 鋸南幼稚園の新校舎が完成
千葉県南西部にある鋸南町に町立鋸南幼稚園の新しい園舎が完成した。
幼稚園は、鋸南保育所に併設されて建設された。新園舎は鉄骨造2階建て、延床面積905・。1階には3つの教室と職員室、一時預かり保育室。2階には遊戯室と会議室が配置されている。園舎の全室にエアコンを整備して園児が快適に過ごす環境が整えられた。
鋸南町では、2018年度から町立幼稚園の保育料の無償化を千葉県内で初めて導入するなど、ハード・ソフト面共に、保護者が利用しやすい教育環境整備を進めている。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
登録解除は上記サイト上部の「メルマガ登録解除」を選択してください