スクールニュース vol.392
四日市市 中学校給食基本構想・基本計画
2月4日、策定を市HPで公表。現在、家庭弁当とデリバリー方式を併用している中学校給食について、食缶方式による全員喫食の完全給食を目指した検討を行った。
市の目指す姿から「みらいのよっかいちを担う中学生の健やかな心と体をはぐくむ、安全・安心で魅力的な学校給食」を基本理念とし、市立22中学校の現地調査から、すべて学校給食センターで調理、自校に調理場を設置できる学校は設置して残りはセンター、親子方式が可能な学校は実施して残りはセンター、の3タイプを想定して、衛生管理や食育、経済性や導入への負担などを比較検討した。すべてセンター方式が望ましいという結論のもと、給食センター(9,000食)を1か所整備する方法と、2か所(4,000食+5,000食)整備する方法を比較しながら用地(1か所)も想定。また、事業手法としてPPP/PFI手法の導入を検討し、平成35年4月に給食の提供を開始できるためのスケジュールまで整理している。
検討を行った四日市市中学校給食基本構想・基本計画策定委員会では、調理の現場(給食センター)と学校現場の連絡体制をはじめ導入に向けた教職員への負担感についても意識しながら検討をしたという。市は、この基本構想・基本計画を中学校給食導入に向けた指針とする。
セーフティグッズフェア みる・しる・さわる展
東京都と特定非営利活動法人キッズデザイン協議会の主催で、「セーフティグッズフェア みる・しる・さわる展」が1月26日(二子玉川ライズ ガレリア)と2月2日(京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター アウラホール)の両土曜日に行われた。これは、安全に配慮した製品をユーザーに実際に見て実体験してもらい、暮らしや生活に取り入れてもらう機会として2014年から行っている展示会。
フェアは、展示のほか親子向けワークショップ・セミナー、体験コーナーなどで構成。展示コーナーではキッズデザイン賞受賞作品の中から特に安全への配慮と子ども目線による開発の視点で選定した製品を展示。例えば昨年のキッズデザイン賞で内閣総理大臣賞を受賞したQuickFree®(YKK株式会社)や東京都知事賞を受賞した自動ドア装置「FJ3」(日本自動ドア株式会社)。ほかにも多機能ランドセルなどが、子どもを「見守る」「楽しめる」「育てる」の視点で分類されていた。みる・しる・さわる展の名の通り、QuickFree®のクイックリリース機能を実際に試して納得する来場者の姿もみえた。施設設備向けの製品では、先の自動ドア装置のほか、無段階調整機能搭載のコードレスロールスクリーン、安全啓発活動などの展開も組み合わせて転落防止設計に取り組んだバルコニーなども展示されていた。
ワークショップでは、キッズデザイン賞を受賞したミシンやカッターを使ったものづくりの体験、体験コーナーでも受賞作品を使って壁のぼりなどを楽しむ子どもの姿。そして「子どもの遊びあるあるセミナー」では、子どもの遊びにみられる行動特性を「こどもOS(オペレーションシステム)ランゲージ」として整理、抽出したこどもOS研究会が22のランゲージを説明。その上で、それぞれにリスクとハザードが考えられることを指摘し、子どもにとっての危険の原因であり大人が配慮することで回避できる現象をハザードと認識することで、安全・安心なデザインが生まれることを説明した。
このほか両者は1月25日、安全性の高い消費開発や製造を支援する中小企業向けセミナーも開催した。2019年、13回目となるキッズデザイン賞は3月1日より応募受付を開始する。
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