スクールニュース vol.406
日本最大級のエクステリア展示会 最先端の商材・情報が一堂に集結
エクステリア×ガーデンエキシビジョン2019開催
2019年4月10日(水)、11日(木)の2日間に渡って、幕張メッセホール1・2・3(千葉市美浜区中瀬2?1)で、「エクステリア×ガーデンエキシビジョン2019」が開催された。
同展示会は、国内最大級のエクステリア総合展示会。昨年まで、エクステリアエキシビジョンとして13回の開催を重ねてきたが、今年から展示会名を変更した。新しい展示会名に入った「ガーデン」は、ガード(守る・囲う)とエデン(喜び・楽しみ)が組み合わされたことに語源を持つと言われる。この要素を加えることで、関連製品展示のみならず、業界セミナーを数多く開催し情報発信を行い、エクステリア産業のさらなる活性化を目指すこととした。
今年は、東京オリンピックを控える関係で、会場を東京ビッグサイトから幕張メッセに変更しての開催となったが、4月10日が7,185人、11日が5,929人、2日間計13,114人(主催者発表)と、今年も多くの人が足を運んだ。今年の最も大きな変化は、主催者企画として、特別セミナーが大きく拡充したことであろう。例年3?4枠であったセミナーは、10日、11日それぞれ8つ、計16セッションまで一気に拡大し開催した。
開催されたセミナー内容は多岐にわたる。4月10日(水)は、日本エクステリア設計協会会長の古橋宜昌氏による「人と街に寄り添うデザイン?エクステリアは面白い!?」、日本庭女子会?にわとわに?の「花ごろも 色もいろいろ?女性目線の想いと提案?」等々、4月11日(木)は、ジャパンガーデンデザイナーズ協会理事早野恵三氏「人との繋がりを大切にするガーデンデザイン?庭を通じた地域コミュニティの形成とは?」、千葉大学大学院園芸学研究科准教授の岩崎寛氏による「植物のセラピー効果に学ぶエクステリア&ガーデンの提案」など、各セミナーともに定員150名のセミナー会場の多くが埋まるほどの盛況ぶりであった。
特に注目したのは、初日4月10日(水)の国立高等専門学校機構 小山工業高等専門学校 建築学科名誉教授 川上勝弥氏による講演「今、必要とされるブロック塀の安全な設計と施工方法」である。川上氏は、日本建築学会の材料施工委員会・組積工事運営委員会の主査を務める。講演では、はじめに大地震によって起きたブロック塀の倒壊等について、全国各地の実地調査を例にあげながらブロック塀の安全な設計・施工方法について、ポイントや注意点など解説した。会場はほぼ満員となり、来場者達はブロック塀の安全の在り方についての講演に熱心に耳を傾けていた。
セミナー開催の拡充で、生まれ変わった「エクステリア×ガーデンエキシビジョン2019」。来年の開催も楽しみである。
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