スクールニュース vol.411
金沢工業大学 国際ワークショップ「生き続ける金沢の歴史的都市・建築空間」を開催
金沢工業大学は、4月に国際ワークショップ「生き続ける金沢の歴史的都市・建築空間」を開催した。このワークショップは、建築を学ぶ日本の学生と、フランスの姉妹都市ナンシー市の学生が、金沢の文化資源を発見し、てい建築プロジェクトとして提案するもの。
学生と教員は金沢の様々なエリアを街歩きして市民と対話しながら金沢の文化資源を見つけ、それらを元に建築プロジェクトの提案をまとめ、発表した。ワークショップには、ナンシー国立高等建築学校、東京理科大学、金沢工業大学の3校からそれぞれ学生と教員が参加。学生達が、金沢市の多様な地域の魅力を切り取り、最終的に成果発表会で発表した作品は同大学のウェブサイトで見ることができる(https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2019/0417_workshop.html)。
東京都北区、2校の中学校新校舎を取材して
先日、北区教育委員会と学校のご協力を得て、この春新校舎が完成した北区立田端中学校と稲付中学校を取材させていただいた。東京都北区は、計画的に学校施設の改築計画を行っており、スクールアメニティでもこれまで多くの学校を取材・掲載してきている。
2019年春に新校舎が完成したのは、JR田端駅と駒込駅の中ほどに位置する田端中学校と、JR赤羽駅と都営三田線本蓮沼駅の間にある稲付中学校。田端中学校は、都市の限られた敷地に、中学校では稀な8階建ての高層建築と、体育館棟、グラウンドで構成されている。特徴的な外観と、立体的な空間構成の中で、生徒達がどのように日々生活し、学習活動を展開していくかの工夫がされている。一方の稲付中学校は、周辺に大きなスポーツ施設が多くあることから、グラウンド、校舎・アリーナが植栽を施した外構部分と相まって地域景観とつながっていくような印象である。両校ともに、校長先生をはじめとした学校現場の要望が校内の細やかな仕様やしつらえに反映されていて、学校建築をつくる上でその視点が非常に重要であることを改めて知ることができた。
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