スクールニュース vol.427
第3回教育施設総合展 開幕
日本能率協会の主催する第3回教育施設総合展が、東京ビッグサイト南展示棟にて26日まで行われる。これは、メンテナンスや防災・減災などのテーマを複合的に組み合わせた“メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019”の1つで、同展は文化遺産・施設総合展とともに“文教と公共の施設フェア 2019”として行われている。
この3日間は、出展者による最新技術や製品情報が発信されるほか、会場内の特設ステージにて特別講演会がプログラムされており、初日の24日は文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部の平井明成部長と愛知県春日井市ニュータウン創生課の布目雅範主任が登壇・講演した。
平井氏は“学校施設整備のこれから”と題した講演の中で、学校施設整備がかつての量の時代から質の時代につくり方が変わるとき、文部科学省でも学校施設のあり方を標準設計から施設整備指針という言葉で示す方法に変えてきたと説明。そして学習指導要領の見直し(10年ごと)などにあわせて指針も見直しを行っており、現在取組んでいる見直しのポイントについて説明を行った。
続く布目氏の講演テーマは、“多くの人が集う、にぎわいの場に~「グルッポふじとう」開所までの取組みと今後について”。春日井市では、高蔵寺ニュータウンの20年先を見据えて取組んでいるリ・ニュータウン計画の一環で、藤山台地区で統合された小学校の跡施設を多世代が集い交流する「まなびと交流のセンター(グルッポふじとう)」として整備した。講演で布目氏からは、この一連の経緯とともに現在進行中のもう1つの跡施設の活用計画についても説明があった。
講演会は、25日に“公立学校施設の将来設計に必要な視点”“全国初オール木造3階建て校舎への挑戦”。26日は“学校施設における防災・減災対策について”“東日本大震災から8年。災害に備える学校防災教育と宮城県の防災主任制度について”を予定している。
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