スクールニュース Vol.450
文部科学省 台風19号の被害について
11月8日7時時点としてまとめられた発表によると、文教施設への物的被害は36都道府県から合計3,705が報告されている。国立学校43校、公立学校1,730校、私立学校349校、社会教育・体育・文化施設等1,340施設、文化財等224件、独立行政法人等19施設で、都道府県別にみると千葉県の774件(うち公立学校施設582)が最も多く、次いで神奈川県の473件、宮城県391件と続き、範囲は北海道から大分県までに及ぶ。主な被害は施設への浸水や雨漏り、ガラス・フェンス・屋根の破損などである。
台風19号から間もなく1か月となるが、公立学校7校で短縮授業、私立学校1校が休校をしており、14の公立学校施設と1私立大学、28の社会教育・体育・文化施設が避難所の開設を継続している。また学校管理下で教職員の人的被害は2名(軽傷)と発表されている。
「ITOKI PRESENTATION 130」 進化のカギはモビリティと信頼
株式会社イトーキでは、来年度発売予定の新製品やソリューションとその開発コンセプトである新たな価値創造の取組みを紹介する「ITOKI PRESENTATION 130」を11月5から8日まで開催、それに先立つ1日にプレス発表会を行った。
イトーキは昨年、日本橋に新しいオフィスとなる「ITOKI TOKYO XORK」を開設した。同時に、「自由」と「自律」の両立をキーワードに働き手自らが自身の働き方をデザイン(自己裁量の最大化)して成果を上げるとともに、組織としても成長してくこと、ひいては社会全体の幸福度を上げることを目指す「XORK Style」を提案。オフィスそのものをその実証の場として取組んできた。
今回の「ITOKI PRESENTATION 130」のテーマは“practice XORK”。平井嘉朗代表取締役社長は「1年間の挑戦による成果の発信、そして、進化したXORK Styleをお見せしたい」と集まったプレス関係者に対して説明した。
XORK Style のポイントはWell認証とABW(Activity Based Working)。ABWは個人と組織が行動の自由を最大化するための働き方とその戦略であり、Well認証は建築や室内環境における働く人の健康や快適性を評価する制度で、同社は心の自由の最大化と位置付けて実践している。新オフィスはこの10月に、国内3例目となるゴールド認証を新築インテリア部門で取得したというが、テナントビルの一部(3フロア2,200坪)という条件では初めてといえるそうだ。
こうしてつくられた新オフィスでのXORK Styleは、生産性の高い仕事の実感やオフィスへの肯定感がアップするだけでなく、さまざまな空間の機能や品質についても満足度が大幅に上昇したと同社では説明するが、ここにモビリティ(移動)、つまり、オフィス内をどのくらい動きまわっているかを指標として加えると、上昇幅がさらに大きくなると同社はその相関性を指摘した。
さらにモビリティが高くなる要因についても調査したところ、浮かび上がってきたのが職場や同僚、業務、オフィスに対する理解と信頼性にあることが分ってきたという。その信頼性を高めるICTと空間、働き方のデザイン・提案、そのための製品や方法を取り揃えたのが今回の「ITOKI PRESENTATION 130」である。
展示会場では、着座している人とそばを歩いている人の目線を揃えることでコミュニケーションの活性化をねらったワークステーションシステム「HIGHLINE(ハイライン)」やコミュニケーションの高まるラウンジでのソファワークに適したシステム「Pixel(ピクセル)」など新製品のほか、1年間の社員の行動を分析してよりよいオフィスへの改善につなげるXORK Style レビュー、組織・オフィスの規模を問わないアクティビティアドレスオフィスの導入に向けた提案などが紹介されていた。
ところで、これらの考え方を教育施設を対象に振り向けたらどうなるのか、同社ではACTIVITY LEARNING PLACEとして整理し、その提案も行っている。詳細は後日。
※11月14日一部更新しました。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnew
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