スクールニュース vol.467 編集部より
屋外での児童の犯罪被害防止にむけて「子ども安全フォーラム」開催
2020年1月28日(火)、東京駅すぐのフクラシア丸の内オアゾにおいて、報道関係者を主な対象とした「子ども安全フォーラム」が開催された。主催者は、スマートフォングッズや、スマホを持たない子どものための音声メッセージロボット「Hamic BEAR」の商品開発などを行うHamee株式会社。
セミナーでは、主催者であるHamee株式会社の樋口敦士代表取締役社長の挨拶の後、防犯ジャーナリストとして広く活躍される梅本正行氏が“子どもを取り巻くリスクと、今求められている解決策とは”をテーマとした基調講演を行った。梅本氏は、「子は宝であり、これから宝物を守っていける社会環境にしていかなくてはいけません。そのためには、社会の見直しと個々人の防犯意識の向上が必要です」と訴えた。また過去の犯罪被害の現場写真を例にあげながら、普段なにげなく見える公園においても、犯罪者の視点からみれば子どもにとって多くの危険が潜んでいる点など、具体的な留意点についても多く語った。参加者は、その貴重な話に熱心に耳を傾けていた。
その後、梅本氏と、Hamee株式会社コマース事業推進部 ブランディング担当Hamicプロジェクト ブランディングディレクター Hamicデザイン責任者高橋雅史氏、インスタグラマーとして多くのフォロワーを持ち、一児の母であるHikaru氏の3名が「防犯ブザーだけで、子どもを?」をテーマにパネルセッションを行った。セッションでは、防犯に対するアンケート調査結果を基に、防犯に対する親の意識について、防犯ブザーをはじめとした防犯ツールについての利活用状況や将来への期待について、またITリテラシーについてなど、様々な視点から子どもの防犯・防災について積極的な意見が交わされた。
防犯のプロ、スマートフォン関連の商品開発を行う企業、そして子どもの保護者、それぞれの立場から子どもの安全について考える場となった「子ども安全フォーラム」の継続的な開催を期待したい。
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