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Posted on 2020年5月22金 in スクールニュース

スクールニュース vol.490

 

廃校活用施設「きららの楽校」(鹿児島県)が地域の新しい拠点に

鹿児島県北部、薩摩郡さつま町にある「きららの楽校」。ここは、2016年の3月、創立136年でついに閉校となってしまったさつま町立白男川小学校を、リニューアルした研修・宿泊施設である。「きららの楽校」の名前は、里山近くを流れるきらら川からつけられた。きらら川と、素晴らしい自然のある「きららの楽校」では、ワークショップ、たけのこ堀りや、ほたる舟など里山ならではの遊び、そして学校に宿泊して様々な活動を行うことができる。
また「きららの楽校」は、地域住民の拠点としての役割を担うことも目指している。町外、県外からの利用者を迎えながら、地域住民がそこに参加できる仕組みづくりである。地域内の高齢者住宅周辺の除草作業を有償ボランティアで実施するなど、高齢者の日々の暮らしを支える「白男川区高齢者お助け隊」。また、白男川紫陽館を拠点として、弁当の製造・販売、高齢者宅への弁当配達などを行う「白男川のまごころおもてなし隊・紫陽彩(あじさい)」などのグループが、きららの楽校を中心に連携を図っている。施設には避難所機能を持たせて、災害時には地域の避難所としても安全を確保する計画である。
全国的に廃校が増加する中、このように廃校施設をリニューアルして効果的に運用することで、人が集い連携して地域が活性化されることは、今後ますます期待される取り組みである。
『きららの楽校』も新型コロナウィルスの影響を受けてきたが、検温や入館時のマスク着用など、しっかりとした予防対策を実施しながら、5月7日から県内の利用者を対象に宿泊、施設予約の受け入れを再開している。

 

キッズデザイン協議会「キッズデザインアカデミーアイデアソン」オンライン開催、参加学生募集

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会は、学生を対象とした、子ども達の幸せや、安全・安心な社会をつくるための商品・サービスのアイデアを企業とともに募る「アイデアソン」を、オンラインで初めて開催する。(アイデアソン:アイデアとマラソンを組み合わせた造語。新しいアイデアを生み出すために行われる企画)
これは、自宅待機が続く学生に、キッズデザインの視点を企業からレクチャーやワークショップで学び、学生ならではの視点を活かした新しい価値を企業に直接提案する機会をつくる取り組み。オンライン開催を実施することで、インターネット環境があればどこからでも参加可能だ。アイデアソンへの参加によって、学生のプレゼン能力の向上、そして集団生活ができない環境における子ども達に対する新しい創造性や、コミュニケーション力を育む提案が期待される。
開催日は、2020年8月24日(月)から28日(金)の5日間。募集の締め切りは8月6日(木)まで、先着30名。参加対象者は、高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生またはそれに準じる立場(地域問わず)。今回のテーマは、『未来の暮らしのデザイン』である。「子どもと暮らし」「子どもと学び」「子どもと遊び」「子どもと家電」など、キッズデザインの視点を学びながら、実際に事業に関わるプロへ提案できるまたとないチャンスである。さらに、発表後には、参加企業からのアドバイスをもらうことができる。課題を解決していく力や、発想力、プレゼンテーション能力など、社会に出るために必要な力を身につけることが可能だ。
詳細は同協議会HPを参照(http://www.kidsdesign.jp/info/?p=3550

 

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnew
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